3分で分かる『栞と嘘の季節』のあらすじ&ネタバレ解説・感想まとめ

米澤穂信の小説『栞と嘘の季節』はもう読みましたか?今回は、『本と鍵の季節』の続編である本作のあらすじと感想を紹介。ラストシーンのネタバレ考察、伏線回収部分の解説、前作と登場人物の繋がり、ドラマ化や映画化の可能性などもまとめました。まだ読んでない方はぜひチェックしてみてください。

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米澤穂信の小説『栞と嘘の季節』とは

書名 栞と嘘の季節
作者 米澤穂信
出版社 集英社
発売日 2022年11月4日
ページ数 359ページ

『栞と嘘の季節』は、『本と鍵の季節』の続編とも言える<図書委員>シリーズの作品。前作は短編小説でしたが、今回は長編ミステリーとなります。また『黒牢城』で直木賞を受賞した作家・米澤穂信さんの、受賞第一作にあたる作品でもあります。

『栞と嘘の季節』は、猛毒の栞の謎を追い求める青春学園ミステリー。返却された本に挟まれた栞に毒性があると知った図書委員の二人が、栞の持ち主を探していくうちにある真相が判明していくという、物語です。

※『栞と嘘の季節』は以下に当てはまる人におすすめ!
・図書室を舞台にした青春学園ミステリーを読みたい人
・<図書委員>シリーズの前作『本と鍵の季節』が好きだった人
・米澤穂信さんのミステリー小説が好きな人

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3分で分かる『栞と嘘の季節』のあらすじ【※ネタバレなし※】

堀川次郎と松倉詩門は図書委員の仕事をしている際、返却された本の中に忘れてあった栞を見つける。栞に使われた花が、猛毒のトリカブトだと気づいた彼らは、栞の持ち主を探し始める。「花の栞を忘れた人は、図書委員の松倉か堀川まで」と書いた掲示を貼り出した。

そんな中、写真部の岡地が金賞を受賞した写真を見に行くと、モデルの女子がトリカブトを持っているのを発見する。堀川と松倉はトリカブトを探しに校舎裏へ行くと、そこには同級生の女子・瀬野がいた。瀬野は穴を掘り、トリカブトを埋めようとしていたようだが…。

そして、ついにトリカブトの被害者が出てしまう。生徒指導部の男性教師・横瀬が救急搬送された。誰が教師を狙ったのか?次の被害者が出てしまうのか?栞の持ち主は誰なのか?何の目的があるのか?猛毒の栞の謎を追い求める、青春学園ミステリー。

『栞と嘘の季節』の主な登場人物まとめ

『栞と嘘の季節』の主な登場人物を紹介します。主に物語の前半から登場する人物たちです。後半に登場する人物も別にいますが、少しネタバレになるので、ここでは伏せておきます。

【図書委員】
堀川次郎(ほりかわじろう):図書委員。2年生。人から頼み事をされやすい。
松倉詩門(まつくらしもん):図書委員。2年生。クールな性格。たまに皮肉を言う。
植田登(うえだのぼる):図書委員。1年生。比較的まじめだが、嘘が分かりやすい。
東谷理奈(ひがしやりな):図書委員。2年生。堀川や松倉とはあまり相性が良くない。

【その他の人物】
瀬野(せの):2年生。圧倒的な美貌を持つが、性格が悪いと噂されている。
横瀬(よこせ):生徒指導部の教師。学生からは嫌われている。
岡地恵(おかち):写真部員。2年生。コンテストで金賞を受賞。
和泉乃々花(いずみののか):1年生。金賞を受賞した写真のモデル。

『栞と嘘の季節』のネタバレ解説&考察まとめ

ここからは『栞と嘘の季節』の魅力をさらに深掘りするために、考察&解説した内容を書きます。結末のネタバレ解説、伏線回収部分の考察、前作『本と鍵の季節』との関連性、続編の可能性、ドラマ化や映画化の噂などをまとめました。

結末のネタバレ考察と伏線まとめ

『栞と嘘の季節』の結末がどうなったのか、そこに至るまでの伏線などを考察します。ネタバレとなるので、最後まで一度読んだ人が復習するために読む程度にしましょう。

ネタバレしていいから結末の考察をさらに詳しく知りたい方はこちらをクリック!

瀬野は、クラスメイトの櫛塚奈々美と姉妹団を結成していた。トリカブトの栞を作ったのは姉妹団の二人だった。二人が栞を作ったのは、人を殺せる「切り札」が必要だったからだった。しかし瀬野は実際には不要と思い、手放していた。

ここで栞を作成するのに、もう一人協力者がいると考えられた。それは植田の彼女であり、金賞を受賞した写真の被写体でもあった、女子・和泉乃々花だった。和泉乃々花は櫛塚奈々美の妹でもあり、栞を拡散させた「配り手」でもあったのだ。乃々花は栞を配った理由について以下のように語った。

とてもすてきな考え方じゃないですか。一人一枚、切り札を持つ。何があっても、誰にどんなことをされても、お前が生きていられるのはわたしが生かしてやっているから何だと思うため、どんなに弱いわたしたちにも、切り札を。
引用:『栞と嘘の季節』350ページより

乃々花の姉は、苦しめられていた義理の父が死んだことで自由になっていました。義理の父の死に栞が関係あるかははっきりしていないですが、少なくとも乃々花は関係があると思っており、そこから生まれた歪んだ正義感が、彼女を配り手にしてしまったのでしょう。

事件解決に至るまでの伏線を少しだけ紹介しておきましょう。

櫛塚奈々美と乃々花は姉妹だった。
→ナナミとノノカ。「親が言葉遊びのような名前をつける」というのが伏線になっていた。

写真は栞と配り手に関係があった。
→写真のタイトルは「解放」。解放は英語にすると。頭文字は「R」で栞にあしらわれた「R」と一致していた。

他にも細かな伏線がいくつか張り巡らされていました。気になる方は作品をもう一度読み貸してみましょう。

<図書委員>シリーズ『本と鍵の季節』との関連性を考察

『栞と嘘の季節』は前作『本と鍵の季節』から続く、<図書委員>シリーズの作品です。図書委員の堀川と松倉はもちろん、前作と重なる登場人物もいます。前作では植田や横瀬は重要な役で度々登場していました。

今作で重要な人物となる瀬野も、実は『本と鍵の季節』に少しだけ登場していました。その時のエピソードが今作の人物造形に影響を与えたと作者の米澤穂信さんが語っています。米澤穂信さんのインタビューの一部を抜粋しましょう。

瀬野は『本と鍵の季節』の会話中にすでに登場しているんですよね。校則違反を指摘されて、靴下をゴミ箱にたたき込んだという武勇伝が語られています。彼女を再登場させるにあたって、その思い切った行動がどんな心に基づいているんだろうと考えたんです。推測されるのはよっぽど社会性が欠如しているか、でなければ心中に何か焦りがあるか。おそらく彼女の場合は後者だろうなと思ったんです。
引用:青春の苦みときらめきを描くミステリー『栞(しおり)と嘘の季節』米澤穂信さんに聞く | インタビュー | Book Bang -ブックバン-

前作と比較して読んでみると、松倉と堀川の関係性も変化しており、二人の成長がうかがえます。この辺りは心境の変化が著しい、高校生を対象にしている青春学園ものならではと言えます。そのあたりも注目しながら前作と照らし合わせてみると、新たな発見がありそうですね。

『栞と嘘の季節』続編の可能性をラストシーンから考察

『栞と嘘の季節』に続編はあるのでしょうか。ラストシーンから考察してみます。

ネタバレしていいから続編の可能性をさらに詳しく知りたい方はこちらをクリック!

『栞と嘘の季節』は栞が渡った人物を探し出して、瀬野が責任を持って回収するという決意が述べられて、終わります。そこは堀川と松倉は関与すべき問題ではないとあるので、本作の純粋な続編があるとすれば、瀬野を主人公に据えた作品になりそうです。

もしくは全く別の物語として、堀川と松倉の二人が主人公の作品が生み出される可能性もあります。どちらかというと、こちらの方が可能性は高そうです。次作は今回登場した、東谷理奈あたりがメインの人物となる物語が作られるかもしれません。

作者・米澤穂信さんはインタビューの中で、今作の人気次第で続編も考えたいと言ってます。既に話題となった作品なので、やはりシリーズもので続編を期待してしまいますね!

『栞と嘘の季節』はドラマ化・映画化しそう?

『栞と嘘の季節』は、ドラマ化や映画化が期待できそうですね。前作『本と鍵の季節』が6篇の短編から成っており、本作が長編で2話ものだとすると、8話くらいのストーリーで実写化できそうです。連続ドラマとして見てみたいですね。

もし映像化されたらキャストはどうなりそうか、予想してみました。

堀川次郎:道枝駿佑
松倉詩門:荒木飛羽
・植田登:水沢林太郎
・東谷理奈:莉子
瀬野:凛美
・横瀬:遠藤憲一

いかがでしょうか。高校生たちに注目の若手俳優が起用されそうですね。実写化される日を楽しみに待ちましょう。

『栞と嘘の季節』を読んでみた感想

ここからは『栞と嘘の季節』を読んだ感想を紹介します。筆者の感想、及び読者のレビューや評価をまとめました。

【筆者の感想】クールな雰囲気の二人の距離感がおもしろい

図書委員というと、地味な印象がありましたが、まず読んでいて思うのは、この二人はとてもかっこいい!ということ。文武両道で二人とも成績も優秀、スポーツもできそうなので、人望も厚そうだというのが、惹きつけられます。

栞の謎というだけで、本来は短編でも十分な素材を、長編として書ききる力にも感心しました。よくこれだけの素材で、緊張感を持続したまま長編として成立させられるなと。先が読めずにどうなるか分からない展開で、一気に読んでしまいました。

いまだに謎な部分が多い松倉に魅力があります。ただその一方で彼がバイトをしていると明かすなど、二人の関係が近くなっていくところにも好感を持ちました。BL作品とは違いますが、二人の関係性がどうなっていくかも、今後シリーズが続くなら温かく見守っていきたいなと思います。

【みんなの感想や評価】ほろ苦い青春ミステリーに感動

たった一つの素材で、舞台はほぼ学校内という設定の中で、これだけ豊かなストーリーを描けるのはさすがとしか言いようがない。最後に大きな場面展開があるが、しみじみと締めるところも脱帽です。
引用:Amazon

やはり面白い。
ほろ苦い青春ミステリは素晴らしい。
また期待してます。
引用:Amazon

まとめ:『栞と嘘の季節』はほろ苦い青春学園ミステリー小説だった

いかがでしたか?『栞と嘘の季節』の特徴を以下にまとめました。

・<図書委員シリーズ>の第2作目
・結末のほろ苦い展開に感動!
・続編やドラマ化・映画化に期待したくなる内容

以上です。まだチェックしていない方は、ぜひ読んでみてください!

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