1分で分かる「汝、星のごとく」のあらすじ&ネタバレ解説・感想まとめ【2023年本屋大賞受賞】

2023年本屋大賞を見事に受賞した、凪良ゆうさんの最新作『汝、星のごとく』を、もうチェックしましたか?今回はこの小説のあらすじを簡単に紹介した上で、本書の考察や感想をまとめました。ネタバレ部分はクリックした人だけが読めるようにしているので、未チェックの方も本作の魅力を知るためにぜひ一度この記事を読んでみてください。

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【2023年本屋大賞受賞】凪良ゆうの小説『汝、星のごとく』とは

書名 汝、星のごとく
作者 凪良ゆう
出版社 講談社
発売日 2022年8月4日
ページ数 352ページ

2023年本屋大賞を見事に受賞した『汝、星のごとく』。直木賞の候補にも選出されており、書店員だけでなく、多くの人から高い評価を受けている小説です。

作者の凪良ゆうさんは、『流浪の月』でも本屋大賞を受賞した人気作家。元々はBL(ボーイズラブ)の世界を書いてきた作家で、世間的に認められにくい生きにくさを感じている人物たちの細かな心理描写を描くことで定評があります。

『汝、星のごとく』は、親の我がままな恋愛に振り回され孤独を感じてきた男女二人の高校生が主人公。島で暮らす二人は惹かれ合い東京進出を誓いますが、すれ違いが起きて別々の道を歩んでいきます。

世間的には認められにくい「不倫」を題材にした小説。恋愛における正しさとは何なのか?登場人物二人の運命を知ったとき、深く考えさせられることでしょう。

※『汝、星のごとく』は以下に当てはまる人におすすめ!
・本屋大賞受賞&広瀬すず主演で映画化された『流浪の月』が好きだった人
・世間的に正しくないと思われる恋愛をしている人
・2023年本屋大賞を受賞した話題作を読みたい人

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1分で分かる『汝、星のごとく』のあらすじ【※ネタバレなし※】

母子家庭で育った青埜櫂は、母親に連れられて瀬戸内の小さな島へと転校してきた。母は男なしでは生きられない女で、櫂はいつも振り回されている。そんな櫂には夢があった。将来漫画家になるという夢が…。

一方、島で生まれ育った女子高生・井上暁海も、親に振り回されていた。父は不倫相手のもとへ出ていき、なかなか帰ってこない。母はそんな父を待つばかりで途方に暮れている。暁海は櫂と出会い、お互いの孤独を知る。共に惹かれ合う二人は、島を出て東京へ行こうと誓うが…。

運命的な出会いを果たす二人だが、やがてすれ違い、それぞれの道を歩んでいく。二人が選んだ道とは?

『汝、星のごとく』の主な登場人物まとめ

『汝、星のごとく』の主な登場人物を簡単に紹介します。他にも重要な人物はいますが、少しネタバレを含んでしまうので、一部割愛させていただきます。

【主人公】
青埜櫂(あおのかい):主人公の一人
京都で生まれ、島に引っ越してくる。男性に依存気味の母と共に暮らす
井上暁海(いのうえあきみ):主人公の一人
島で生まれ育った。父は母を捨てて不倫相手の元へ出て行った。

【島・島周辺の人物】
・青埜ほのか:櫂の母。男性に依存気味
・あーくん:櫂の母の恋人。その後、別れる
・達也:櫂の母の新しい恋人
・暁海の母:家を出た父に未練がある
・暁海の父:不倫して家を出た
・林瞳子(はやしとうこ):父の不倫相手
北原先生:櫂と暁海が通う学校の先生
・結ちゃん(ゆうちゃん):北原先生の子ども

【東京の人物】
・久住尚人(くすみなおと):櫂のビジネスパートナー。イラスト担当
・植木さん:編集者。櫂と尚人の才能を見出した
・安藤圭(あんどうけい):尚人の恋人
・二階堂絵理(にかいどうえり):編集者。櫂と関係を持つ

『汝、星のごとく』のネタバレ解説&考察まとめ

ここまで『汝、星のごとく』のあらすじと登場人物を簡単に紹介してきましたが、ここからは作品の魅力をさらに深く知るための考察をしていきます。一部ネタバレを含みますので、その部分はクリックしないと読めないようにしています。

正しくない恋愛の緊張感と切実さが魅力

世間的に正しいと認められにくい恋愛を描くのは、作者・凪良ゆうさんの真骨頂だと言えます。第17回本屋大賞を受賞した『流浪の月』では、いわゆるロリコンと称される幼い女性との恋をテーマに書いていました。

今作のテーマは一言で言うと「不倫」。世間的には「不倫なんて許される訳がない!」と思われており、実際に噂話が好きな島民の間では格好の揶揄されるネタとなっています。

それでもなぜ本人たちはそんな恋愛を選んだのか?本の帯にある「わたしは愛する男のために人生を誤りたい」の意味に気づいたとき、読者は本当の愛とは何なのか深く考えさせられるでしょう。

タイトル『汝、星のごとく』(読み方:なんじ、ほしのごとく)の意味とは

本書のタイトルは「なんじ、ほしのごとく」と読みます。この題名が表すように、物語の中で「星」が象徴的に出てきます。具体的には「夕星(ゆうづつ)」という、西の空にあがる宵の明星が重要な意味を持って描かれています。

夕星について描かれた場面を一部紹介しましょう。また作品タイトルの意味が分かる、結末部分についても解説します。ネタバレとなるので、作品を読んだ方だけ以下をクリックして読んでください。

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お互いの孤独を知り、惹かれ合う櫂と暁海。漫画家として上京を決意した櫂についていこうと暁海は誓うが、暁海の母が起こした事件のせいで二人での上京は頓挫してしまいます。櫂は東京へ行き、暁海は島に残ることになったのです。

夕星について描かれたのは、櫂が上京する前。すれ違いの生活に不安を覚える暁海が、不安になりながら櫂と暮れていく空を眺めるシーンです。

「・・・夕星やな」
西の空の低い位置に、たった一粒で煌めいている星を見つけた。
(中略)
同じタイミングで手を差し出した。つないだ手から熱が伝わってくる。どこまで続くかわからない。けれど続くところまで共に歩きたい。
互いの目に同じ星が映っているうちはーーー。
引用:『汝、星のごとく』本文より

このように夕星は、すれ違う二人の運命を繋ぐ象徴的なものとして描かれています。その後、作中にも効果的に登場するので、その点に注意しながら読み進めるとより深い味わいを得られるでしょう。

さらに結末部分では『汝、星のごとく』の意味が分かる仕掛けになっています。櫂は胃がんを患い最後に亡くなってしまうのですが、その前に自身の生涯を描いた小説に挑戦していました。実は櫂の遺作の題名が『汝、星のごとく』だったのです。

プロローグの不穏な雰囲気が結末に分かる構成の仕掛けが巧み!

『汝、星のごとく』の魅力の一つに、構成の巧みさがあります。序盤の「プロローグ」で読者は「あれ?」と思わされるはずです。「プロローグ」で描かれているのは、高校生の暁海が大人になった世界。世間的には認められないような、不穏な雰囲気を醸し出しています。

読み進めるうちに、暁海がなぜこのような運命にたどり着くのか、読者は想像しながらページをめくることになるでしょう。「プロローグ」で書かれた意味が分かるのは、結末部分に入ったあたりです。

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東京と島の生活ですれ違い、やがて別れてしまった櫂と暁海でしたが、実は櫂が胃がんになってしまったと知ります。それ以前にも櫂のビジネスパートナーのスキャンダルや自殺騒動を知っていた暁海は、直感的に櫂を守るための行動に出るのです。

実はそのとき、暁海は高校時代の恩師である北原先生と結婚していました。しかし二人の関係は、一般的な恋愛とは異なる互助の関係だったのです。北原先生にも世間的には許されづらい恋(生徒と教え子の関係)の過去がありました。

そんな互助の関係だからこそ、二人が本当に好きな人の元へは行っていいという、お互いの暗黙の了解があったのです。彼らの胸の内を知ることで、正しくない恋愛の切実さが読者へと伝わってきます。

島で生きる母に振り回される子の描写は「Nのために」を彷彿

『汝、星のごとく』の前半部分を読んでいて、筆者は個人的にある作品を思い出していました。それは湊かなえさん原作でドラマ化された作品「Nのために」。どちらも島で生きる若者が、親に振り回されて苦悩するという点で共通点があります。

「Nのために」でも風光明媚な島の描写が効果的に挿入されており、それが息苦しさから解放される機能を持っています。作品は違いますが、ドラマ「Nのために」で出てきた風景を思い返しながら、本書を読んでみるとイメージがしやすいかもしれません。

「自由を得るための武器が必要」と主張|作者インタビューより

『汝、星のごとく』では登場人物たちが、漫画原作を書いたり、刺繍作家となったりして、どうにかして自立していこうともがく姿が描かれています。この点について、作者の凪良ゆうさんは以下のように語ります。

自由でいるための力を持たないうちは、何も選べないのだというのは、小説を書きながら感じていること。自分で自分を食べさせていくスキルを持つのは大事。持っていたほうが自由に生きられるということは、今作で描きたかったことのひとつです。
引用:わたしは愛する男のために人生を誤りたい──究極の恋愛小説を凪良ゆうが語る|今日のおすすめ|講談社BOOK倶楽部

このことは混迷する現代を生きる上で、重要なテーマだと言えます。筆者も自分が食べていくためのスキルとは何が必要なのか?考えるきっかけになりました。

また作者はインタビューの中で、『汝、星のごとく』の読まれ方について以下のように語っています。

普通からちょっとズレた人たちを描く、みたいな評価をしていただくことが多いんですが、決して褒められたものではない彼らのふるまいに、「ああ、あの人たちはこういう生き方をするしかなかったし、それを自分たちで選ぶことを決めたんだ」と理解してもらえるものになっていたら、と今はただ願っています。
引用:わたしは愛する男のために人生を誤りたい──究極の恋愛小説を凪良ゆうが語る|今日のおすすめ|講談社BOOK倶楽部

『汝、星のごとく』を読んでみた感想

ここからは『汝、星のごとく』の感想をまとめました。筆者の考察はこれまで書いてきましたが、ここではもう少しざっくばらんとした感想を綴ります。また読者の方がレビューサイトやSNSに投稿したものを一部紹介します。

【筆者の感想】主人公二人はもちろん、結ちゃんの立ちふるまいに惹かれた

考察のところで主人公二人について主に書いてきたので、ここではそれ以外の人物に少し触れます。筆者が個人的に好感を持ったのが、北原先生の子どもである結ちゃんの立ちふるまいですね。

冒頭ではまだ小さい結ちゃんですが、終盤では立派な大人へと成長しています。普通は自分が同じ立場なら、置かれた境遇に戸惑ってしまいそうですが、しっかりと現実を受け止めそれどころか自ら愛情を注ぎ込もうとします。結ちゃんの成長にとても驚かされました。

結ちゃんがいたからこそ、北原先生はこれまで懸命に生きてこられたのだと思いますし、暁美のラストの行動に読者が共感しやすくなるのでしょう。個人的に結ちゃんが大学を卒業してどんな人生を歩んでいくか、続編もしくはスピンオフで読んでみたいなと思いました。

【みんなの感想や評価】感動して泣いたという声が多数!

印象的な表紙には、痛烈なメッセージが込められています。

筆者も思わず涙がこぼれてしまいました。

想いは同じなのに分岐点から遠ざかっていき、心の痛みは増すばかり。
たら、ればが繰り返される日々。
想いが重なる場所で、想いよ、ひとつになれとエールを送りたくなる。
珠玉のラブストーリーがここにある。
引用:Amazon

夕星が描写される場面が一つの分岐点となっています。

久しぶりに心から感動した小説でした。
そして自分の人生と重なることも多くて読んでいるうちに物語の中にすっぽり入り込めました。
引用:Amazon

どの読者にもどこか共感できる箇所があるのではないでしょうか?

主人公の暁美と櫂の恋愛を通して、愛とは、幸せとは何かを深く考えさせられる。
「自分の人生を生きることを他の誰かに許されたいの?」
この言葉は私の胸に深く響いた。
引用:Amazon

他人の見る目が気になりながら恋愛をしている人は少なくないでしょう。そんな人にとってこの言葉は痛烈に響くはずです。

前回の本屋大賞を受賞した『流浪の月』も要チェック!

『汝、星のごとく』は見事に本屋大賞を受賞しましたが、凪良ゆうさんは過去にも『流浪の月』で本屋大賞を受賞しています。『流浪の月』は映画化され、広瀬すずさんと松坂桃李さんの演技や、李監督による演出も高く評価されました。

そんな『流浪の月』は、聴く読書で気軽に味わえます。聴く読書とは、Audibleが展開しているサービス。月額1500円のサービスですが、現在、30日間無料で体験できるキャンペーンを実施中です。

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まとめ:『汝、星のごとく』は生きにくさを肯定する珠玉の恋愛小説だった

いかがでしたか?『汝、星のごとく』の特徴を以下にまとめました。

・2023年本屋大賞受賞作
・毒親に振り回される男女の恋愛を描く
・二人の運命を知った時、押し寄せる感動が凄い!

以上です。思わず泣いてしまう方続出の小説なので、ぜひ読んでみてください!

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