3分で分かる『八月の御所グラウンド』のあらすじ&ネタバレ解説・感想まとめ【第170回直木賞受賞作】

第170回直木賞を受賞した万城目学さんの小説『八月の御所グラウンド』。表題作と「十二月の都大路上下(カケ)ル」の二編からなる物語です。今回はこの本のあらすじや感想を紹介します。感想は一部ネタバレを含みますが、重要な部分は隠しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。

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【第170回直木賞受賞作】万城目学さんの小説『八月の御所グラウンド』とは

書名 八月の御所グラウンド
作者 万城目学
出版社 文藝春秋
発売日 2023年8月3日
ページ数 208ページ

作者の万城目学さんは大阪府出身京都大学法学部卒業の作家です。これまで『鴨川ホルモー』『鹿男あをによし』『プリンセス・トヨトミ』などのヒット作を多く発表してきました。

今作『八月の御所グラウンド』の舞台は京都。人気作品『鴨川ホルモー』の舞台も京都でしたが、今作も京都ならではの歴史と地理が活かされた物語となっています。青春ストーリーの中に、京都の歴史もエッセンスとして入ってくる不思議な味わいの作品です。

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・スポーツをテーマにした青春ストーリーを読みたい人
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3分で分かる『八月の御所グラウンド』のあらすじ【※ネタバレなし※】

『八月の御所グラウンド』は、「十二月の都大路上下(カケ)ル」(初出:『オール讀物』2022年5月号/原稿用紙70枚)と表題作の「八月の御所グラウンド」(初出:『オール讀物』2023年6月号/原稿用紙200枚)の2編からなる物語です。それぞれのあらすじを簡単に紹介しましょう。

十二月の都大路上下(カケ)ル

陸上部に所属する一年生「サカトゥー」こと坂東(さかとう)は、高校女子駅伝の補欠メンバーだったが、急きょ故障したレギュラーメンバーの代わりに出場することになった。舞台は京都。超絶方向音痴のサカトゥーは、本番中道に迷ってしまわないか不安になる……。

八月の御所グラウンド

彼女にフラれて八月の敗者となり、京都に残っていた大学生の朽木(くちき)。同じ大学の多聞に呼び出され、草野球の試合に参加してほしいとお願いされる。早朝6時から御所Gで始まる試合に参加し、朽木たちは「たまひで杯」なる野球大会での優勝を目指すが……。

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この2作品をはじめ、ドラマ化もされた池井戸潤さんによる『下町ロケット』や人気ミステリー作家・米澤穂信さんによる『黒牢城』、読み応えが迫力ある『テスカトリポカ』などは、Amazonが展開するサービス・Audibleにて配信されています。

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『八月の御所グラウンド』のネタバレ解説&考察まとめ

ここからは『八月の御所グラウンド』の魅力を深掘りしていきます。一部ネタバレとなる部分は隠していますので、一度作品を読んだ人だけ該当部分をクリックして中身をチェックしてみてください。

スポーツをテーマに、爽やかな青春が感じられる

『八月の御所グラウンド』は二編ともスポーツをテーマにしています。「十二月の都大路上下(カケ)ル」は高校生陸上部の駅伝、「八月の御所グラウンド」は草野球です。

特に「十二月の都大路上下(カケ)ル」の駅伝は、出場メンバーが限られている中、大抜擢された主人公・坂東の心情が瑞々しさに溢れています。アンカーを任され、しかも方向音痴なところで不安を抱える主人公をチームのメンバーが支え、レース後にライバルが称えるシーンが印象的です。

「八月の御所グラウンド」も草野球らしく、素人のメンバーが参加するのですが、彼らのふるまいもおもしろく、見ていて楽しい気持ちにさせられるでしょう。

リズムを生み出し、時に感動させられる生きたセリフが素晴らしい

本書はとにかくセリフが生き生きとしていて、読んでいて心地よくなります。思わずクスッと笑ってしまうところや、ハッとさせられて感動させられるものも。いくつか引用してみましょう。

京野菜って言うけど、別に京都だけで育つ野菜じゃないでしょ? それなのに、『京』と頭につけるだけで高級感出るから、これぞ京都マジック
引用:「十二月の都大路上下(カケ)ル」本文より

こちらは駅伝の試合前日に食事をしていたシーンから。京都マジックという形容の仕方が若者らしくもあり、楽しげですね。

朽木君、タダより高いものはないのだよ
引用:「八月の御所グラウンド」本文より

こちらは朽木が多聞から焼肉を奢られる代わりに草野球の試合に出てくれとお願いされる場面から。ちなみに朽木は多聞に3万円借金していたこともあり、断る道理がありませんでした。

感動のセリフは、ややネタバレを含むので、ここでは紹介しませんが、どちらも終盤に出てくるセリフを含めた展開にグッとくるのではないでしょうか。そちらは作品を読んでのお楽しみにしておきましょう。

京都の歴史が感じられる、不思議な展開に注目

青春ストーリーとしての要素のほかに、不思議な味わいが感じられる大きな仕掛けが本作にはなされています。終盤である登場人物が、「本当にあるかもよ、ここ京都だし」と発言するように京都らしさを生かした展開です。

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どちらも京都の歴史にかかわった、今はこの世にいない人物が登場してきます。「十二月の都大路上下(カケ)ル」では、方向音痴の坂東をまるで助けるかのようにして、新選組の部隊が現れます。また、「八月の御所グラウンド」では草野球の試合に9人揃わなかった朽木たちのもとへ、沢村英二を彷彿とさせる人物「えーちゃん」が参加してくるのです。

どちらも主人公たちがピンチの場面に現れるのが、ヒーローっぽい登場の仕方でいいなと思いました。主人公たちが本人たちのことを調べるなかで、京都の歴史に深くかかわっていたと知っていく場面も読み応えがありました。

『八月の御所グラウンド』を読んでみた感想

ここからは『八月の御所グラウンド』を読んでみた感想を書いていきます。また読者のレビューも合わせてまとめました。

【筆者の感想】草野球特有のゆるさと主人公の変化がおもしろい

私も中学時代に野球部に所属していましたが、大学や社会人で草野球の試合に参加することがありました。学生時代の野球部での試合と違い、草野球の試合は緊張感がほとんどなくゆるいムードでしたが、そんな中でもやはり試合になるとどこか真剣になってしまうところがあって、そういった草野球の雰囲気が表現されていると思いました。

また当初は草野球の参加にやや消極的だった主人公が、だんだんと参加するうちに本気になっていく変化の様子も見ていて引き込まれました。最後は清々しい終わり方だなと感じました。

表題作以外の「十二月の都大路上下(カケ)ル」は、あっという間に読み終えた小説で、主人公の続編も読みたくなりました。ライバルと切磋琢磨するシーンや、周囲に支えられる場面は、青春そのものと言った感じで、爽やかな気持ちにさせられました。

【みんなの感想や評価】不思議だけどあり得そうなストーリー

続いて、読者がSNSやレビューサイトに投稿した感想もいくつか紹介します。

読んでいる間はなぜか時間の流れがゆっくりになったと感じました。やっぱり「京都」なんだなぁ。不思議ですけどあり得ることなんじゃないかと思ってしまいます。ちょっと一息つきたくなったら読んでみてください。
引用:Amazon

まとめ:『八月の御所グラウンド』は京都を舞台にした異色の青春小説だった

いかがでしたか?『八月の御所グラウンド』の特徴を以下にまとめました。

・第169回直木賞受賞作
・スポーツをテーマにした爽やかなストーリー
・京都らしさを感じさせる不思議な仕掛けが面白い

以上です。まだチェックしていない方は、ぜひ読んでみてください!

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