「おすしやさんにいらっしゃい!生きものが食べものになるまで」を読んで読書感想文を書こうとしているものの、なかなか書き出せずに悩んでいる我が子…。今回の記事では親御さん向けに、この本を読んでどう感想文を書けばいいかアドバイスする方法を紹介します。例文つきで解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
小学校低学年の課題図書「おすしやさんにいらっしゃい!生きものが食べものになるまで」とは
書名 | おすしやさんにいらっしゃい!生きものが食べものになるまで |
作者 | おかだ だいすけ (著),
遠藤 宏 (写真) |
出版社 | 岩崎書店 |
発売日 | 2021年2月12日 |
ページ数 | 40ページ |
「おすしやさんにいらっしゃい!生きものが食べものになるまで」は、魚がおすしになるまでを写真つきで丁寧に解説した本です。8人のちびっこたちがおすしやさんを訪問し、魚の各部位を詳しく観察したり、さばく様子を見たりします。
小さなお子さんだとおすしやさんにはなかなか行く機会がないでしょう。あったとしても店員さんにあれやこれや聞けないので、魚に関する専門知識を本の登場人物たちと一緒に楽しく学ぶよい経験になります。命をいただくという大切なテーマにも気づけるでしょう。
※「おすしやさんにいらっしゃい!生きものが食べものになるまで」は以下に当てはまる人におすすめ!
・読書感想文を書こうと思っている小学生
・魚のことを詳しく知りたい方
・おすしやさんに興味がある方
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3分で分かる「おすしやさんにいらっしゃい!生きものが食べものになるまで」のあらすじ(内容解説)【※ネタバレあり※】
8人のちびっこたちがおすしやさんを訪問。キンメダイ、アナゴ、イカの3つをいただきます。
それぞれの魚がどんな形をしているのか、どこに何があるのか、詳しく観察していきます。どうして「キンメ」という名前なのか?と言われて、目を見ると金色に光っているのを発見するなど、魚の不思議な特徴を楽しく学んでいきます。
魚をさばく場面では、プロの仕事を目の前で見られて、子どもたちはみんな大興奮!キンメダイのお腹の中からは、小さな魚やえびが出てきます。また余ってしまうキンメダイの皮はあぶって食べるようにします。
最後はできあがったおすしを食べます。「いただきま〜す!!」
生きものは食べものになって、きみたちのからだのいちぶになる。
わたしたちはたくさんのいのちでできているんだ。
引用:「おすしやさんにいらっしゃい!生きものが食べものになるまで」本文より
「ごちそうさまでした」と手を合わせる写真で、終わります。
「おすしやさんにいらっしゃい!生きものが食べものになるまで」の読書感想文ガイド【例文つき】
「おすしやさんにいらっしゃい!生きものが食べものになるまで」は2022年の課題図書(小学校低学年の部)に選ばれています。しかしどこからどう書いていいか、悩んでいるお子さんもいるでしょう。
読書感想文では本の内容をそのまま書くのではなく、そこからどう思い、どう考えたかを書くことが重要です。ここでは親御さんがお子さんに向けて、アドバイスする方法を紹介します。
魚の部位を見て、生物のふしぎについて考える
「おすしやさんにいらっしゃい!生きものが食べものになるまで」の中では、魚の部位を人間と共通する部位と比較しながら観察する場面があります。魚も人間と同じように生きているのだと実感できますね。
その上で人間と違う構造についてじっくり考えてみましょう。人は水中で生活できないけど、魚はずっと海の中で溺れずにいられるのはなぜなのか?海の中で生活するためにどういう部分が発達しているのか。比較してみると、書きやすいと思います。
【例文】
アナゴの体をみて、一つ大きな発見がありました。それは体の表面がヌルヌルしているところです。ぼくは夏によく近くの川で遊ぶのですが、ゴツゴツした岩がたくさんある場所を泳ぐ魚は、岩にぶつかってケガをしないのかふしぎに思っていました。アナゴの体をよく観察したときに、そのヌルヌルがあるおかげで、体を守っているのだとなっとくしました。
食物連鎖やSDGsについて言及する
キンメダイをさばく場面で、おすしに使わない部分はあぶって別の料理にするという記述があります。今よく耳にするSDGsというテーマに即して考えてみると、この動きはフードロス問題の対策としてあげることができます。
【例文】
キンメダイをさばくときに、おすしで使わないところを火にかけてちがう料理を作っていました。ぼくの母もスイカを食べたあとに、皮をおつけものにしています。そのときはびんぼうくさいと思いましたが、世界で食に困っている人が多い中、こうした取り組みが大切なんだと、あらためて思いました。
またキンメダイのお腹の中から、小さな魚やエビが発見されます。私たちが普段食べている魚自身も、生活していくために生き物を食していることが分かりますね。そういった食物連鎖の仕組みについても学べるので、読書感想文でその点を言及してみるとよいでしょう。
プロの仕事を学べる大事さを書く
子どもたちにとっておすしやさんに行く機会は、なかなかありませんよね。この本のように、目の前でさばいたりおすしをにぎったりする姿を見られるのはとても貴重です。ここではプロの仕事術について感動した声を書くとよいでしょう。
【例文】
本の中できようにほうちょうを使って職人さんがお魚をさばいているのが、すごいと思いました。毎日やっているのにケガをしないでささっとさばくのは、やはり仕事として一人前にやってきているからだと思います。
参考にしたい「おすしやさんにいらっしゃい!生きものが食べものになるまで」の感想まとめ
ここからは「おすしやさんにいらっしゃい!生きものが食べものになるまで」のレビューサイトに寄せられた感想をいくつか紹介します。これから本を購入しようと思っている方や、読書感想文のネタを求めている方は、ぜひ参考にしてみてください。
リアルなお魚の写真はもちろん、人物の生き生きとした表情など写真が素晴らしいです。SNSに適当な写真が並んでるこの時代、こちらの本でまともな写真を堪能できます。もちろん内容も面白いです。好奇心ある子どものセリフがかわいい。超オススメ。
引用:Amazon
子供向けなのでしょうが大人でも楽しめると思います。生き物が職人により食材になり寿司が変わることを写真で伝えてくれます。美味しそうに食べる子供達の写真も良いです。
引用:Amazon
イキイキした表情のお寿司屋さん。子供たち。写真も美しい。毎日の食卓での会話にしたいお話でした。命をいただいて生きている私たちを改めて感じることができます。
引用:Amazon
魚を釣りあげてからお寿司にするまで、目の前でそれを見せてもらっているようで臨場感がすごいです。
生き物がこうやって食べ物になるのだと、“はっきりくっきり”分かりました。
引用:Amazon
まとめ:「おすしやさんにいらっしゃい!生きものが食べものになるまで」はだった
いかがでしたか?「おすしやさんにいらっしゃい!生きものが食べものになるまで」の特徴を以下にまとめました。
・2022年の課題図書(小学校低学年の部)
・写真つきで魚の部位や構造を観察できる
・命をいただく大事さやフードロス問題なども学べる
以上です。皆さんの感想でも指摘されていましたが、子どもだけじゃなく大人の方でも十分に楽しめる内容なので、ぜひチェックしてみてください。
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