3分で分かる『夜の日記』のあらすじ&読書感想文を書くコツまとめ

課題図書『夜の日記』を読んで読書感想文を書きたい人、必見! 今回は本作のあらすじをネタバレ込みで要約したうえで、読書感想文を書くコツを例文付きで解説します。ぜひ最後まで読んでみてください。

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『夜の日記』(高等学校の部の課題図書)の内容とは

書名 夜の日記
作者 ヴィーラ・ヒラナンダニ (著),

山田文 (翻訳),

金原瑞人 (監修)

出版社 作品社
発売日 2024年7月12日
ページ数 240ページ

『夜の日記』の舞台は、インドとパキスタンの分離独立運動が起こった1947年。宗教の違いのせいで街を出ていくことになったヒンドゥー教徒の少女が書いた日記により、人々の苦しみや家族の絆を描いています。

※『夜の日記』は以下に当てはまる人におすすめ!
・読書感想文を書こうとしている高校生
・インド・パキスタンの分離の歴史を知りたい人
・家族の絆が感じられる感動作を読みたい人

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『夜の日記』のあらすじ【※ネタバレなし※】

1947年7月。わたし(ニーシャー)とアーミルを生んだママがその日に亡くなってから、12年が経った。

わたしは死んだママに向けて日記を書く習慣があるが、最近の日記は暗い話題が多い。なぜならアーミルやわたしはヒンドゥー教だからといって、学校の人から危険な目に合わされているからだ。

今のわたしたちのことをよく世話してくれる、住み込みの料理人のカジはイスラム教徒。死んだママも同じくイスラム教徒だった。しかし、医者のパパやおばあちゃんのダーディーはヒンドゥー教徒だ。

インドとパキスタンの分離独立運動が起きるなか、わたしたちはこの街を出なければならなくなった。パパはわたしにこう言った。

「知っている世界がべつのなにかにかわってしまうことがある。いまはこれがわれわれの運命なんだ」
(中略)
「でも心配はいらないよ。いつだってまもってあげるからね」
引用:『夜の日記』本文(50ページ)より

3分で分かる『夜の日記』の要約【※ネタバレあり※】

前章でネタバレなしのあらすじを紹介しましたが、ここでは本書の内容を要約したものを記載します。ネタバレが大丈夫な人だけ、下記をクリックして中身をチェックしてみてください。(※できるだけ自分の力で作品を全て読みましょう)

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移動の道中は過酷だった。貴重な資源である水を奪い合ったり、電車でヒンドゥー教徒とイスラム教徒の争いに巻き込まれそうになったりしながら、進んだ。特にダーディーは命の危険すら感じられる状態に陥ったが、なんとか乗り越えられた。

そしてたどり着いた街で、奇跡の出会いがあった。それはカジだった。ダーディーが手紙で住所を教えており、それをもとにやってきてくれたのだ。パパはカジを家族だからと迎え入れてくれた。

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『夜の日記』の読書感想文ガイド【例文つき】

『夜の日記』は2025年における高等学校の部の課題図書に選出されていますが、いざ読書感想文を書こうとすると、どこからどう書きだせばいいか迷う人もいるでしょう。

第一に抑えておきたいのが、読書感想文を書くうえで重要なのは、あらすじを単にまとめるのではなく、本を読んで感じたことを自分の言葉で書くという点です。また、以下のような構成で書くと、まとまった文章になりやすいので、ぜひ参考にしてみてください。

・起:なぜ、この本を手に取ったか、さらに読む前にどういう印象を抱いたか書く
・承:「起」で書いたテーマをふまえて、本を読み進めるうちに考えたことを書く
・転:テーマや本質からはそれるかもしれないが、独自の視点で気づいた点を書く
・結:本を読む前と読んだ後の考え方の変化をまとめる

なぜこの本を選んだのかについて書く

冒頭でこの本を選んだ理由について書いておきましょう。ただ課題図書だったからというのではなく、本書を選んだ理由についてできるだけ踏み込んでおくと、以降の文章につなげやすいです。

とはいえ、本書の場合は、タイトルや表紙からは本の内容を想像しにくいので、ある程度得た事前情報をもとに、書くとよいでしょう。

【例文】
夏休み前の授業で、本書にはガンジーが出てくるという説明を受けました。知っている人が出てくると知り興味を持ちましたが、ガンジーは世界平和に貢献した人といった程度の認識しかありませんでした。むしろ、ガンジーの存在を知っているだけで、インドにおける紛争の苦しみを理解しているつもりでもありました。
本書を読めば、実際に当時の人たちにどんな苦しみがあり、なぜそれほどまでガンジーという存在が求められているかが、分かるのではないかと思いました。

といった、事前情報をふまえて、本書を読みだす前(もしくは読み始めて数ページ程度の段階)に感じたことをまとめておくとよいです。

紛争の苦しみや、乗り越えるための家族の絆などについて書く

本作の主なテーマは、宗教分離による人々の苦しみ、そしてその状況を家族でどう乗り越えていくか、という点です。本書を読み進めていくなかで感じたことを書きましょう。なぜ、そういう考えや行動が起きるのか、自分なりに考察してみるのもいいですね。

また、現代社会と遠い世界のできごとかと思いきや、今も紛争は絶えませんし、家族で苦境を乗り越えるという経験は今も通じます。そういった今の世の中や身の回りのできごとと照らし合わせながら書ければ、より実感を伴った感想文となるでしょう。

【例文】
なぜ、自由を手に入れるのと引き換えに、宗教が違うだけでここまで争わないといけないのか、と悲しくなりました。自由になったとは名ばかりで、人々の心は不自由だったのではないかとさえ感じました。
ただ、こういった行為は、今の自分たちの学校生活でも少なからず共通するものがある気がします。さすがに殺し合うことはありませんが、似た価値観の人でいくつかグループとなって、自分たちと違った考えを持つ人たちに排他的になっている風潮があります。お互いにいろんな考え方があるのだと寛容になり、許し合う心が必要だと感じました。

日記を書く意義や、作中の料理シーンに着目してみる

メインテーマとは少しずれますが、作中で展開される日記形式の文章や、インド独特の料理の描写に着目してみるのもいいでしょう。

日記を書き続けたり、親と一緒に料理をしたりといった経験がある人は、自分の経験をふまえて書けるとよいですね。

【例文】
本作は主人公・ニーシャーが亡くなった母へ書いた日記という形式で物語が進んでいきます。ニーシャーには辛いことがどんどん起きますが、日記で表現することでどこか自分のことを客観的に認識できたのが、一つの救いにつながっているのではないでしょうか。

わたしも中学生のころから日記を書き続けているのですが、日記は今の状況を残すというだけでなく、未来の自分に対するメッセージのような役割も担っていると感じます。今は辛くてもきっと未来はよくなると願って書けば、未来の自分がこの日記を見て勇気を出してくれればいいなとも思えるのかもしれません。

参考にしたい『夜の日記』の感想・口コミ評価まとめ

次に『夜の日記』のレビューサイトやSNSに投稿された感想や口コミをまとめました。読書感想文を書くうえでの何かしらの参考になるかもしれません。

まとめ:『夜の日記』は宗教分離の苦しみを描いた本だった

いかがでしたか?『夜の日記』の特徴を以下にまとめました。

・2025年における読書感想文の課題図書(高等学校の部)
・インドとパキスタンの分離独立運動による暗い歴史がよく分かる
・日記形式で展開される物語や、インド料理の描写も特徴的

以上です。まだチェックしていない方は、ぜひ読んでみてください!

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