今回は『マスカレード・ライフ』のあらすじや感想を紹介! 映画化もされた東野圭吾さん原作の人気シリーズ「マスカレードシリーズ」の最新作である本作について、タイトルの意味や登場人物、ラストシーンのネタバレ考察(解説)などをまとめました。
東野圭吾の小説『マスカレード・ライフ』(「マスカレードシリーズ」最新作)とは
| 書名 | マスカレード・ライフ |
| 作者 | 東野圭吾 |
| 出版社 | 集英社 |
| 発売日 | 2025年7月30日 |
| ページ数 | 392ページ |
『マスカレード・ライフ』は、東野圭吾さん原作の人気シリーズ「マスカレードシリーズ」の最新作。これまでホテルに潜入捜査していた新田浩介が警察を辞め、ホテル・コルテシア東京の保安課長として戻ってきました。今回もフロントオフィスマネージャーの山岸尚美とのタッグは健在です。
⇒前作『マスカレード・ゲーム』のあらすじや感想をチェックしてみる
『マスカレード・ライフ』は、ホテル・コルテシア東京で行われる文学賞の最終候補に、死体遺棄事件の重要参考人が選ばれ、怪しい宿泊客たちを捜索する物語です。マスカレードシリーズの主人公・新田浩介の父・克久も宿泊客として登場し、もう一つの物語も同時に展開していきます。
※『マスカレード・ライフ』は以下に当てはまる人におすすめ!
・木村拓哉さん主演で映画化された「マスカレードシリーズ」が好きな人
・家族や犯罪心理がテーマの人情味あふれる物語を読みたい人
・文学賞の選考過程が気になる人
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3分で分かる『マスカレード・ライフ』のあらすじ【※ネタバレなし※】
死体遺棄事件の重要参考人・青木晴真が本名で応募した小説が、日本推理小説新人賞の最終候補に選出された。選考会の会場は、ホテル・コルテシア東京。梓真尋がメインで捜査にあたり、ホテル・コルテシア東京の保安課長となった新田浩介やフロントオフィスマネージャーの山岸尚美も協力する。
そんななか、選考会の前日に青木晴真に似た雰囲気の男・常盤健太朗が泊まりに来る。ほかに殺された被害者の妹や、新田浩介の実の父親なども宿泊しに来て……。
選考会で青木晴真の小説は選ばれるのか? 青木晴真によく似た男の正体と宿泊の目的とは……?
『マスカレード・ライフ』の主な登場人物まとめ【※ネタバレなし※】
『マスカレード・ライフ』の主な登場人物を紹介します。ネタバレにならない程度に、ちょっとしたプロフィールも付け加えました。
【ホテル・コルテシア東京の従業員】
・新田浩介:保安課長。元捜査一課の刑事
・山岸尚美:フロントオフィスマネージャー
・町村:宴会部アシスタント・マネージャー
・立花:フロントクラーク
・川本:フロントクラーク
・藤木:総支配人
【警察関係者】
・梓真尋:警視庁捜査一課の警部
・渡瀬幸秀:捜査一課管理官
・秋吉:梓の部下。警部補
・能勢:探偵事務所の所長代理。元警視庁捜査一課
【死体遺棄事件関係者】
・宮原亜子:31歳で失踪し、奥多摩の山中で遺体で見つかる。元看護師で休職中だった
・青木晴真:事件の重要参考人。元総合病院勤務。宮原亜子の元交際相手
【ホテル・コルテシア東京の宿泊客】
・新田克久:浩介の父。元弁護士
・福永菜々絵:20代。母親と一緒に宿泊
・宮原朋葉:殺害された宮原亜子の妹
・常盤健太朗:青木晴真とよく似た男
【出版社「灸英社」の関係者】
・笹岡:文芸部長
・浜内:笹岡の部下
【日本推理小説新人賞の選考委員】
・嵯峨野竹成
・赤坂クリス
・寒川心五郎
・広井戸博司
・溝本張史
『マスカレード・ライフ』のネタバレ解説&考察まとめ
ここからは『マスカレード・ライフ』の魅力を深掘りするために、タイトルの意味、作品の魅力、ラストシーンのネタバレ考察などを行います。
タイトル「マスカレード・ライフ」の意味とは?
タイトルにおける「マスカレード」とは、「仮面舞踏会」を意味することばです。本作の作中に新田浩介が「マスカレード」について自分の考えを述べる場面があるので、引用しましょう。
仮面に守られた人生です。ホテルを訪れるお客様は仮面を被っている、ホテルマンはその仮面を尊重し、決して剝がそうとしてはならないーーーホテルマンの鉄則です。
引用『マスカレード・ライフ』本文(185ページ)より
新田浩介がすっかりホテルマンになったんだなと実感させられる言葉ですね。
また、後半の「ライフ」の部分は、本作の大きなテーマとなっています。本作のある人物たちに焦点をあて、それぞれの人生にどんなドラマが隠されていたかが描かれているのです。ネタバレとなるので、詳しくは次の章で述べていきましょう。
『マスカレード・ライフ』のラストシーンをネタバレ考察(解説)!事件の犯人とは
ここでは、『マスカレード・ライフ』のラストシーンや、犯人について考察(解説)した内容を記します。ネタバレとなるので、本作を最後まで読んだ人だけ、以下をクリックしてチェックしてみてください。
ネタバレしていいからラストシーンの考察を知りたい方はこちらをクリック!
【常盤健太朗の正体は?】
青木晴真は既に病気で亡くなっていて、常盤健太朗は身代わりだった。文学賞の条件で本人が存命である必要があったため、青木晴真の代わりに受賞会見に出席しようとしていたのだ。
【死体遺棄事件の犯人は?】
宮原亜子の死因は自殺だった。現場を発見した妹の朋葉と弟の瑛人が死を偽装し、亜子を精神的に追いつめた青木晴真に復讐しようとしていた。常盤健太朗は瑛人に襲われそうになったが、すんでのところで助かった。
【新田克久はなぜ宿泊していた?】
新田克久が宿泊したのは、かつて弁護士として関わった大泉学園家族殺傷事件の犯人・梶谷徳雄が出所したことを受け、徳雄を娘の福永頼子が会う現場に同席するためだった。
徳雄は自身の孫で、頼子の息子である智也を殺し、頼子も殺しかけていた。しかし、それには複雑な理由があったと明かされる。また徳雄は死なずに生きて罪を償い続けることを選択し、頼子の前でもその姿勢を貫いた。
【考察(解説)】
今回はトリックの妙が書かれているのに加えて、人生の機微を描いた人情味あふれるテイストの物語であった。
トリック重視のミステリーファンからすると、やや物足りないかもしれないが、新田浩介の過去や家族の繋がりがしっかりと描かれている分、シリーズのなかでも重要な位置づけになった作品ではないかといえる。続編もさらに楽しみになった。
『マスカレード・ライフ』は映画化される?気になるキャストとは
「マスカレードシリーズ」はこれまで、『マスカレード・ホテル』と『マスカレード・ナイト』が映画化されました。人気シリーズとなっているので、『マスカレード・ライフ』もいずれ映画化されるのではないでしょうか。
これまでの映画では出演してないが、重要な役となってくるのが、女性刑事の梓真尋と、新田浩介の父・新田克久でしょう。それぞれ誰が演じるのか気になりますね。予想してみました。
・梓真尋:菅野美穂
・新田克久:奥田瑛二
いかがでしょうか。実際に映画化の情報が入ったら、また更新しようと思います。
『マスカレード・ライフ』を読んでみた感想
ここからは『マスカレード・ライフ』を読んでみた感想を書いていきます。また読者のレビューも合わせてまとめました。
【筆者の感想】文学賞の選考過程がおもしろい!
文学賞の選考過程について書かれていますが、普段はなかなか知れない選考委員たちのことばや選考会の流れがうかがえて、文学賞フリークとして楽しめました。かつて東野圭吾さんが直木賞の選考委員を務めた時も、このような状況だったのでしょうか。
また、新田浩介がすっかりホテルマンらしくなっているところもよかったですね。今回はホテル宿泊客の無茶な注文が少なくてちょっと物足りなかったですが、その分新田浩介の過去や父との対峙が描かれていて、いつも以上にじっくり読みました。
【みんなの感想や評価】ライフに込められたメッセージとは
続いて読者がSNSやレビューサイトに投稿した感想や口コミをいくつか紹介しましょう。
マスカレード・ライフ
東野圭吾今回の仮面もえげつなかったです。
コロリと騙されました。本作の一番の魅力は、タイトル回収の瞬間だと感じました。
何とも言えない読後感でしたが、東野先生が「ライフ」に込められたメッセージは、受け取れた気がします🐧🎭#読書好きな人と繋がりたい #読了 pic.twitter.com/IvTUulzGxs— なぎしゅ📚読書垢 (@Reonarcle_Bks) August 1, 2025
マスカレード・ライフ/#東野圭吾 #読了
マスカレードシリーズのありとあらゆる事件が絡み合うこの感じ、今回も最高だった…一気読み!あ〜おもしろかった〜🤤 pic.twitter.com/QAjzfCjoII— ねどこ (@nedoco_1102) July 31, 2025
新田の少年時代から現在の事件へのつながり等マスカレードシリーズ全体のバックボーンが分かる作品であった。
引用:Amazon
生と死交差する二つの物語を通じて、贖罪とは何か、救いとは何かを考えさせられた。
東野圭吾作品の中で、ここまで人生観を揺さぶられたのは初めてかもしれない。
引用:Amazon
まとめ:『マスカレード・ライフ』は「マスカレードシリーズ」の最新作だった
いかがでしたか?『マスカレード・ライフ』の特徴を以下にまとめました。
・映画化もされた「マスカレードシリーズ」の最新作
・宿泊客の秘密を捜索する過程や文学賞の選考過程がおもしろい!
・主人公・新田浩介の父も登場し、浩介の過去や家族も明かされる
以上です。まだチェックしていない方は、ぜひ読んでみてください!
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