『わたしは食べるのが下手』で読書感想文を書こうとしている人に向けて、あらすじを要約したうえで感想文を書くコツや例文を紹介します。ネタバレがいやな人は、ぜひ作品を一度読んだうえで、全てチェックしてみてください。
『わたしは食べるのが下手』(中学校の部の課題図書)の内容とは
| 書名 | わたしは食べるのが下手 |
| 作者 | 天川栄人 |
| 出版社 | 小峰書店 |
| 発売日 | 2024年6月25日 |
| ページ数 | 254ページ |
『わたしは食べるのが下手』は、会食恐怖症で悩む葵と摂食障害の咲子を中心に、ムスリムのラマワティや、貧乏な家庭で暮らすコッペ君などのクラスメイトの協力を経て、給食改革を目指していく話です。
「第71回青少年読書感想文全国コンクール」課題図書紹介📕中学校の部
「わたしは食べるのが下手」
会食恐怖症と摂食障害。ふたりの少女がたどり着いた正しい“食”との向き合い方とは。わたしたちが望む給食って、どんなだろう?食べることの大切さを教えてくれる物語。https://t.co/bnNGaxakDe pic.twitter.com/mENbHw87vG— 青少年読書感想文全国コンクール/読書感想画中央コンクール (@dokusyokansobun) June 23, 2025
食べるのが苦手な人への理解が深まるのに加え、給食の意義が伝わるほか、みんなで力を合わせてプロジェクトに取り組む姿勢や、親やクラスメイトに本音を話してコミュニケーションをとることの重要さなども盛り込まれた作品となっています。
※『わたしは食べるのが下手』は以下に当てはまる人におすすめ!
・読書感想文を書こうとしている中学生
・食べるのが苦手な人への理解をしたい人
・給食の意義について考えたい人
↓↓『わたしは食べるのが下手』を買いたい人は以下から↓↓
『わたしは食べるのが下手』のあらすじ【※ネタバレなし※】
少食で食べるのが遅い小林葵は、母親からもクラスメイトからも食事をなかなか食べられないことを理解してもらえない。学校で完食月間の取り組みが始まり、周囲に迷惑がかかることもプレッシャーになったのか、吐いてしまう。
そんな葵を介抱してくれた遠藤咲子は、葵に対し「たぶん君、会食恐怖症だわ」と言う。葵も食べるのが苦手という共通点があった。
咲子に背中を押され、給食時に葵は給食が苦手だと自己主張するも、先生をはじめ周囲からはなかなか受け入れてもらえない。ただし、インドネシア人でムスリムのラマワティは「私も食べられませんけど」と、コッペくん(ニックネーム)は「おれがもらってもいい?」とフォローしてくれた。
そんな給食ボイコットの失敗を受け、栄養教諭の橘川先生は、正しい給食改革をするように葵たちに勧めるが……。
3分で分かる『わたしは食べるのが下手』の要約【※ネタバレあり※】
前章でネタバレなしのあらすじを紹介しましたが、ここでは本書の内容を要約したものを記載します。ネタバレが大丈夫な人だけ、下記をクリックして中身をチェックしてみてください。(※できるだけ自分の力で作品を全て読みましょう)
ネタバレしていいから要約を確認したい方はこちらをクリック!
葵と咲子とラマワティの三人は、要望書を作って橘川先生に提出するも、単なる主張だと一蹴されてしまう。
給食の基礎から学び始めた三人。橘川先生は栄養指導している大学陸上部の弁当作りの現場を三人に見せた。しかし、そこで事件が起きてしまう。マネージャーが偶然持ってきた大量の菓子パンを咲子が持ち帰り、しかもそれを全て吐いたのだ。咲子は過食嘔吐の癖がある、摂食障害だった。
三人はスーパーで偶然会ったコッペ君の家へ行った。コッペ君はボロアパートに住んでいた。コッペ君の母に赤ちゃんがいるお腹を触った咲子は、命の尊さに感動し、摂食障害を治したい気持ちが芽生えた。
数日後、葵たちは給食改革のことをみんなに話し、アンケート調査の協力を求めた。コッペ君が真っ先にアンケートに答えてくれ、みんなもどんどん出してくれた。
その翌週、コッペ君の母が緊急搬送され、みんなで病院へ行こうとした。しかし大雨被害にあい、見知らぬ家に避難する。地域の人に救助してもらい、炊き出しに参加することに。そこで食べることには、みんなで力を合わせるような特別な意味も持っていると感じる。
父と母に迎えに来てもらった葵は、三人でおむすびを食べた。ただの塩むすびを美味しいと感じ、「美味しいっていうのはきっと生きたいってことなんだ」と気づく。葵は母に会食恐怖症であることを明かし、伝えられたことに安心感を抱いた。
母に迎えに来てもらった咲子は家に戻ると、父にみっともないことをするなと殴られた。しかし、それに母が反発。父のご機嫌ばかりとっていると思った母の見せた本気の表情にはっとした咲子は、みんな泣きながら戦っているのだと気づく。
数週間後。給食改革プロジェクトのポスター展示を行った。その結果、完食月間や、いっせいに「ごちそうさま」をすること、「残さずいただきましょう」という号令が全て廃止された。
【※30日間無料※】「聞く読書」で苦手な読書を克服しよう

読書感想文を書くのは苦手だけど、これを機に読書を楽しめるようになりたい……!
そんな人におすすめなのが、Amazonが提供しているサービス「Audible」です。
こちらは「聞く読書」として、耳で読書を楽しめるというもの。
「活字をみると、どうしても眠くなる」
「まずは気軽に読書体験してみたい」
「すき間時間を有効活用して読書を楽しみたい」
そんな人にぴったりなサービスとなっています。しかも、今なら30日間無料で利用できるんです!
12万以上の対象タイトルが聴き放題!
読書が苦手な人におすすめなのは、
『ハリー・ポッターと賢者の石』(映画も大ヒットしたファンタジー小説)
『モモ』(読書感想文の題材としてもおすすめの児童文学)
『そして、バトンは渡された』(とても読みやすい本屋大賞受賞作)
あたりを楽しまれてはいかがでしょうか?
ぜひ、この機会にAudibleを体験してみてください!
↓↓オーディブルの30日間無料登録は以下をクリック!!↓↓
今すぐオーディブルを30日間無料体験してみる!
『わたしは食べるのが下手』の読書感想文ガイド【例文つき】
『わたしは食べるのが下手』は課題図書に選出されていますが、実際に読書感想文を書こうとする段階でつまずく人もいるでしょう。そこで、事前にある程度構成を決めておくと、書き出しやすいです。
・導入:なぜこの本を手に取ったか、読む前(もしくは少し読み進めた序盤の段階)にどう感じたかを書く
・中盤:本書を読み進めていくなかで感じたことを書く
・結論:読む前と読み終わった後の考え方の違いをまとめる
上記の点をふまえて、もう少し詳しく、例文付きで解説していきましょう。
なぜこの本を手に取ったかを書く
まずは本書の内容に入る前に、なぜこの本をもとに読書感想文を書こうと思ったのかを書いてみましょう。もちろん、「課題図書だったから」というのが理由の人が多いと思いますが、それだけだと理由として弱いし、味気ないですね。
・自分も食べるのが苦手でタイトルに共感したから
・クラスに食べるのが苦手で困っている人がいたことを思い出したから
というあたりが、理由としては書きやすいでしょう。
また、
・表紙のイラストがかわいかったから
というのでもOKです。その場合は、この表紙に書かれた二人がどういった特徴があり、どんな話が書かれていそうかを読む前に想像してみてください。あまり想像が膨らまなければ、最初の数ページを読んでみて抱いた印象でもかまいません。
そのうえで、読書感想文の中盤以降で、実際にその印象がどう変化していったのかを書いてみると、スムーズな流れになりやすいです。
【例文】
僕は今まで生きてきて、食べるのが苦手だと感じたことはほぼありません。ほとんど好き嫌いもなく、給食の時間もすぐに食べてしまって、昼休みは外に遊びに行ってます。しかし、クラスメイトの中には食べるのが苦手そうな人もいるのは気づいていました。そこで本書を読めば、彼女たちが食事が苦手な理由を知れるかもしれないと思い、本書を手に取りました。
給食自体や食べることが苦手な人への配慮について、考えが変わったこと・学んだことを書く
本作の大きなテーマは「給食」だといえます。毎日食べている給食について考えるよいきっかけとなるでしょう。
また食べることが苦手な人の心理状態を知ることも少ないのではないでしょうか。彼女たちの心理の変化を丁寧に追っていき、新たな発見や気づきがあったことを自由に書いてみましょう。
・栄養バランスが良くなるように考えられているのは知っていたが、ここまで深く考えたことはなかった
・食べるのが苦手な人はただ食が細いだけだと思っていたけど、会食恐怖症という病名が存在していることは知らなかった
・過食嘔吐をする人は、体質というよりも、精神的なストレスが原因になっているのかもしれないと感じた
など。そのうえで、自分たちがどうすべきかを、自分の言葉で書けるとよりよいです。
・食べるのが遅い人がいたとき、もし本人が理由を話してくれるならば、なぜそうなったか聞くのは大事だと思った
・僕もムスリムの人に「食べられない」と言って、相手を嫌な気持ちにさせてしまっていたかもしれない。意図的に食べないという選択をしているだけだと配慮を持って接することが大事だと感じた
など。実際に作中の発言や行動を具体的な例に出し、自分は同じような行動をするか(できるか)、それはなぜか。といった形で落とし込んでいければ、書きやすいのではないでしょうか。
力を合わせる大事さ・本音を話す大事さについて書く
本作では、給食改革の様子が描かれていますが、生徒たちが一致団結して何かを成し遂げようとする点は、学校行事や取り組みと共通しやすいでしょう。これまで仲間と力を合わせてがんばった経験を例に出して、本作の内容と照らし合わせてその意義ややりがいを書けるとよいですね。
【例文】
給食改革をして、周囲にだんだんと理解が出てくる話を読んでいると、僕がかつてクラスマッチでドッジボールを復活させようと先生に頼んだ経験を思い出しました。当時は危なくて、誰かが集中して狙われるといけないという理由で廃止になっていましたが、本作に出ていた葵たちと同様にアンケート調査をとることで、みんなの意見をまとめて先生たちに要望しました。自由参加にしたり、特定の人を5回以上連続で狙ったらダメというルールを作ったりすることで、復活となりましたが、当時みんなで話し合って絆を深めた経験があったので、葵や咲子がお互いに心を打ち解けていくところには共感しました。僕はそれまで運動が好きな人とばかり仲良くなっていたので、運動が苦手な人がなぜ悩んでいるのか知れたのは、本書で食べるのが苦手な人の気持ちを知っていくところとも似ていて、そういった自分と立場の違う人の気持ちを理解するのが大事だとも感じました。
ほかにも、葵や咲子は母親と向き合うことで、自分の悩みの克服の第一歩となっています。このように自分の本音を話したことで物事が良い結果につながった経験があれば、それを例に出して、感想文を展開するのもいいでしょう。
参考にしたい『わたしは食べるのが下手』の感想・口コミ評価まとめ
ここからはレビューサイトやSNSなどに投稿された感想をいくつか紹介します。もしかしたら読書感想文を書くうえで何か参考になるかもしれません。
食べるのが下手、昔はなかったと思う。作り手と食べる人が離れているからなのかな。 現代病かもしれませんね。 橘川先生のオタクぶりがよかった。 見習いたいです。
引用:読書メーター
なぜ昔はなくて、今はあるのか。今と昔の食生活や考え方の違いなどをふまえて考えてみるのもよいでしょう。
こういう例は特殊ではない。いつ何時、自分がなるともわからない。悩んだら抱え込まず、きちんと医療と繋がるのが大事。
引用:読書メーター
特殊ではないと思えることが、第一歩となるのでしょうね。
あの頃の自分に、「それは病気だから、自分を責める必要はない」と教えてあげられたらなぁ。原因がわからずかなり悩んだもんなぁ。是非とも子どもの時に触れてほしい一冊だと思った。
引用:読書メーター
学生時代の今、知れたことの意義を書いてみるのもいいですね。
まとめ:『わたしは食べるのが下手』は給食や食べることが苦手な人への理解が深まる小説だった
いかがでしたか? 『わたしは食べるのが下手』の特徴を以下にまとめました。
・2025年における読書感想文の課題図書(中学校の部)
・食べるのが苦手な人への理解が広がる
・周囲と力を合わせて取り組む意義が伝わる
以上です。まだチェックしていない方は、ぜひ読んでみてください!
↓↓『わたしは食べるのが下手』を買いたい人は以下から↓↓


コメント