『さようなら プラスチック・ストロー』を読んで読書感想文を書こうとしている小学生、必見!今回はそんなお子さんの保護者や大人向けに、本書のあらすじ(ネタバレ要約)や感想を紹介したうえで、例文付きで感想文をうまく書くためのコツを解説します。
『さようなら プラスチック・ストロー』(小学生中学年の部の課題図書)の内容とは
書名 | さようなら プラスチック・ストロー |
作者 | ディー・ロミート (著),
ズユェ・チェン (イラスト), 千葉茂樹 (翻訳) |
出版社 | 光村教育図書 |
発売日 | 2023年9月29日 |
ページ数 | 32ページ |
海岸に捨てられたストローでかわいそうな表情をしている鳥の姿が印象的な表紙の、『さようなら プラスチック・ストロー』。環境問題やSDGsについて考えるよいきっかけになる一冊で、2024年における読書感想文の課題図書(小学生中学年の部)にも選ばれています。
本書は、前半にストローが開発・改良されてきた歴史について延べ、後半でプラスチックストローが抱える環境問題と、一人一人でやっていくべき対策について論じています。
※『さようなら プラスチック・ストロー』は以下に当てはまる人におすすめ!
・読書感想文を書こうとしている小学生
・何気なくプラスチックストローを使っている人
・身近な環境問題について考えたい人
↓↓『さようなら プラスチック・ストロー』を買いたい人は以下から↓↓
3分で分かる『さようなら プラスチック・ストロー』のあらすじ要約【※ネタバレあり※】
前半はストローにまつわる歴史が書かれている。
世界で最初のストローを作ったとされるのは、古代シュメール人。葦を使って飲み物を飲んでいた。それから世界では、植物のくきを使ったもの、銀か銅のチューブ、紙ストローなどが使われてきた。さらに、飲みやすくなるように曲がるストローが開発された。このストローは、病院で患者がねたまま飲むのに役立った。
そんななか、登場したのがプラスチックストローだ。後半はプラスチックストローが環境に与える問題点について書かれている。
プラスチックには「生分解性」がないため、捨てられてもいつまでも無くならない。海を汚して、海の生きものたちをおびやかしている。世界中の海岸では83億本ものストローが見つかるだろうと言われている。
この問題はどうしたら解決できるのだろうか。まずは、この問題の存在について知ることだ。次に、プラスチックストローを使わず代わりのストローを使うこと、ただし、どうしてもプラスチックストローを必要とする人もいるため、その存在を忘れないことも重要だ。
本書では、最後にあなたにもできることがあると投げかけている。飲食店で「ストローは、いりません」と言うこと。直接コップで飲み物を飲むこと。紙ストローを使うこと。学んだことを他の人に伝えること。小さな一歩からふみ出してみよう。
【※30日間無料※】「聞く読書」で苦手な読書を克服しよう
読書感想文を書くのは苦手だけど、これを機に読書を楽しめるようになりたい……!
そんな人におすすめなのが、Amazonが提供しているサービス「Audible」です。
こちらは「聞く読書」として、耳で読書を楽しめるというもの。
「活字をみると、どうしても眠くなる」
「まずは気軽に読書体験してみたい」
「すき間時間を有効活用して読書を楽しみたい」
そんな人にぴったりなサービスとなっています。しかも、今なら30日間無料で利用できるんです!
12万以上の対象タイトルが聴き放題!
読書が苦手な人におすすめなのは、
『ハリー・ポッターと賢者の石』(映画も大ヒットしたファンタジー小説)
『モモ』(読書感想文の題材としてもおすすめの児童文学)
『そして、バトンは渡された』(とても読みやすい本屋大賞受賞作)
あたりを楽しまれてはいかがでしょうか?
ぜひ、この機会にAudibleを体験してみてください!
↓↓オーディブルの30日間無料登録は以下をクリック!!↓↓
今すぐオーディブルを30日間無料体験してみる!
『さようなら プラスチック・ストロー』の読書感想文ガイド【例文つき】
身近なテーマで関心を持ちやすく、大人とも一緒に読みやすいので、本書で読書感想文を書こうとしている小学生は多いでしょう。しかし、実際に書き出そうとしてみると、どこからどう書いたらいいか困っている人もいるかもしれません。
読書感想文で重要なのは、ただあらすじを要約するのではなく、そこからどう考え、どんなアクションを起こしたくなったかを書くことです。特に本書は読者一人一人に関心を持ってもらい、何かしらアクションにつなげてほしいという狙いがあるため、感想文でもそのことに触れるのが重要になってきます。
ここでは例文付きで解説するので、お子さん向けにどう書けばいいかアドバイスするうえでの参考にしてみてください。
環境問題に関心を持つ大事さについて書く
本書の中でも書かれていますが、まずは一人一人が環境問題について関心を持つことが大事ですね。皆さんにとっても本書を手に取ったことが、環境問題について考える一つのよいきっかけになったはずです。
読書感想文では、まず冒頭で「なぜこの本を選んだのか?」を話題にすると、書き始めやすいでしょう。
「課題図書だったから」と書いてしまうと味気ないので、そうではなく、この本を読みたい、この本で読書感想文を書きたいと思った理由を考えてみましょう。そこには境問題について考える、という本書のテーマにつながる理由が出てくるのではないでしょうか。
【例文】
わたしはこの本の表紙を見て、最初ドキッとしました。タイトルだけみると、プラスチックストローを使わなくなった子どもの成長を書いた話かなと思っていたのですが、表紙と裏表紙をみると海岸にストローが捨てられていて、困っている鳥やカメがいたので、これはきっと環境問題について書かれた本だと気づいたのです。それまでわたしは何も知らずにプラスチックストローをよく使っていました。このプラスチックストローかわいいなと思って、母に買ってもらったこともあります。だからなおさらプラスチックストローが悪い存在かもしれないと知るのはこわかったですが、勇気をもって読んでみることにしました。
上記のように、自分の経験も交えて書けるといいでしょう。
ストローの歴史について気づいたことを書く
本書の前半はストローの歴史について書かれています。こういった歴史については、ひとつひとつのトピックを深くほりさげて、自分が感じたことを書くとよいです。
・世界最初のストローは女王様のお墓で発見された
→お墓には当時生きていた人の暮らしを見つけるヒントがたくさんあるのでしょう。観光地で有名なピラミッドも古墳もお墓だし、貴重な存在だと感じる。
→世界で一番最初に見つかったストローを使っていたのが女王様というのが、メルヘンチックでかわいいなと思った。
というように、できるだけ具体的に書くというのがコツです。テレビのコメンテーターが発言していることをイメージすると分かりやすいでしょう。
そうすると、他の人とあまり似ない個性的な文章ができます。一つ一つのトピックについて、自由な発想でコメントする感覚でメモっておき、あとでまとめてみるといいでしょう。
身近な環境問題で自分にできることを考える
本書の後半が、作者の主張が込められた部分です。ストローがもたらす環境問題について知ったうえで、自分にできることを考えてみましょう。
・お正月に親せきのみんなで集まるときに、みんなジュースをよく飲んでいる。そのときにラスチックストローをおばさんが入れてくれるけど、大人でもその存在が良くないと知らないのかもしれない。まずはおばさんの姉にあたる母にそのことを相談してみたいと思った。
・紙ストローについてしらべてみたら、スターバックスコーヒーで使われていることを知った。たしかにたまに母が飲んでいるのをみて、わたしたちが使うものとはちがうなと思っていた。スタバはおしゃれというイメージがあるので、それにのって紙ストローもおしゃれで使いたいと思う人がふえるとよさそうだ。
といった身近な経験や自分なりの想いを読書感想文に反映できるといいですね。
参考にしたい『さようなら プラスチック・ストロー』の感想・口コミ評価まとめ
ここでは、レビューサイトに載せられた『さようなら プラスチック・ストロー』の感想や口コミを紹介します。読書感想文を書くうえでの参考にもなるかもしれません。
医学上の理由からプラスチックのストローを必要とする人がいるということもきちんと伝えたうえで、ほとんどの人が使わなくても困らないストローを自分ならどうするかを考えようというスタンスなのがいい。ストローくらいでという人は、これがプラスチック削減のシンボルというか、はじめるきっかけであるということを考えてみてほしい。
引用:読書メーター
最近、プラスチックストローを使うことはなくなりましたが、もっともっと環境への取り組みが進めばと思います。4つのRの4つ目(必要ないものを断る)を、私も徹底しようと思います。
引用:絵本ナビ
この本はプラストローの利点を否定せず、でも代替え可能なら別の方法(紙とか直飲みとか)にしましょうと言っているだけなのでスッと内容が入ってきました。個人的には紙ストロー苦手だから直飲みかな。
引用:読書メーター
ストローっていうのが茎だっていうのは知っていたし、ボクシングとかでもストローっていうイメージもある。誰かのちょっとしたこだわりとか違和感から大きな変革発明が始まるのはだいたいの話がとても面白い。
引用:読書メーター
まとめ:『さようなら プラスチック・ストロー』は環境問題に関心を持てる一冊だった
いかがでしたか?『さようなら プラスチック・ストロー』の特徴を以下にまとめました。
・2024年における読書感想文の課題図書(小学生中学年の部)
・ストローの開発・改良の歴史が興味深い
・プラスチックストローが与える環境問題と、その対策について考えるよいきっかけになる
以上です。まだチェックしていない方は、ぜひ読んでみてください!
↓↓『さようなら プラスチック・ストロー』を買いたい人は以下から↓↓
コメント