課題図書『チーム・テスならだいじょうぶ』を読んで読書感想文を書きたい中学生向けに、あらすじをネタバレ込みで要約したうえで、例文付きで感想文を書くコツを解説します。読者の口コミレビューも紹介するので、参考にしてみてください。
『チーム・テスならだいじょうぶ』(中学校の部の課題図書)の内容とは
| 書名 | チーム・テスならだいじょうぶ |
| 作者 | カービー・ラーソン&クイン・ワイアット (著), 杉田七重 (翻訳) |
| 出版社 | 鈴木出版 |
| 発売日 | 2025年7月2日 |
| ページ数 | 350ページ |
『チーム・テスならだいじょうぶ』は、クローン病に悩む女子中学生が、周囲の人と協力して、お菓子作りのコンテストに挑む物語です。作者の娘の話がベースとなっています。また、本作は2026年の中学生の課題図書に選出されました。
※『チーム・テスならだいじょうぶ』は以下に当てはまる人におすすめ!
・読書感想文を書きたい中学生
・なかなか治らない病気に向きあいたい人
・お菓子作りに興味がある人
・チームで何かを成し遂げる感動を味わいたい人
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『チーム・テスならだいじょうぶ』のあらすじ【※ネタバレなし※】
中学2年生のテスは、転校先の学校で個性的な生徒たちと接しながら、学校生活を送っている。
テスには周囲に明かしていない2つの心配事があった。一つは3年前に父が亡くなった原因が自分じゃないかと思っていること。そして、もう一つは急な腹痛にずっと悩まされていること。
そんなテスを変えるきっかけになったのは、大好きなお菓子作りだった。親友もでき、さらにチームを組んで、お菓子作りの大会「ベイクオフ」に挑戦することを決めたのだが……。
1分で分かる『チーム・テスならだいじょうぶ』の要約【※ネタバレあり※】
前章でネタバレなしのあらすじを紹介しましたが、ここでは本書の内容を要約したものを記載します。ネタバレが大丈夫な人だけ、下記をクリックして中身をチェックしてみてください。(※できるだけ自分の力で作品を全て読みましょう)
ネタバレしていいから要約を確認したい方はこちらをクリック!
テスの病気はクローン病だった。親友になったエリーやラジットはテスの病気を知り、テスに寄り添って接してくれる。
そんななか、ベイクオフに挑戦しようとしたテスだが、ママに最初はとめられる。しかし、ママはパパの携帯にずっと送られてきていたテスからのメールを見て、応援するしかないと覚悟したのだ。
また、テスは父の死を自分の責任だとばかり感じていたが、そうではなかったと悟る。
そして迎えたベイクオフの大会当日。順調に勝ち進んでいくが、大事な場面で例の腹痛が襲ってきて、あえなく棄権する。しかし、「今この瞬間を生きた」ことに満足感を得るのだった。
『チーム・テスならだいじょうぶ』の主な登場人物まとめ
『チーム・テスならだいじょうぶ』の主な登場人物についてまとめました。
・テス・アグネス・マディーナ:本作の主人公。中学2年生。お菓子作りが好き。クローン病に苦しんでいる。
・グレイシー:テスの妹。4歳。無邪気な性格
・トニー:テスのパパ。ベーカリーを経営していたが、3年前に亡くなった
・テスのママ:新しく写真スタジオを立ち上げた
・スコット:もうすぐテスの義父となる
【ノースレイク中学校】
・エリー:テスの親友。クローン病を理解し、常に寄り添ってくれる
・ラジット:気さくな感じの男子。エリーとともにテスを支える
・デイリー先生:スクールカウンセラーの先生。SELの授業を担当
・ジェンセン先生:担任の先生
・チャタジー先生:国語の先生
・ウェイン:ひょろりと背の高い男子
・エメット:めちゃイケ男子
・テンリー:青メッシュ女子
・ブルックリン:海外交流クラブのメンバー
【その他の人物】
・ケイトリン:テスの幼稚園時代からの友だち
・メドカーフ:お隣に住んでいるおしゃべり好きの婦人
・マリー・チャン:ベイクオフのシェフ
・マレン・ティラー:ベイクオフの挑戦者
・ドクター・リー:クローン病の分野の権威
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『チーム・テスならだいじょうぶ』の読書感想文ガイド【例文つき】
本作は2026年の課題図書に選ばれていますが、実際読んで書こうと思っても、どこからどう始めて、どう書き進めればいいか悩んでしまう子もいるでしょう。
読書感想文で大事なのは、あらすじを単にまとめるのではなく、本を読んで気づいたこと・感じたことを自由に書くことです。
形式にしばられず自由に書いてよいものですが、ある程度基本のフォーマットをおさえておくと、書き進めやすいでしょう。以下の流れ(起承転結)を意識してみてください。

このような流れを意識して、書いてみましょう。一つずつ丁寧に解説します。
起:なぜこの本を手に取ったか、本を読み始める段階でどう感じたか
導入として、なぜこの本を手に取ったか、読み始める前もしくは序盤まで読んだ段階で感じたことをまとめておきましょう。そうすることで、以降の文章に繋げやすくなります。
【例文の「起」】
わたしは、この本の紹介文を読んで、クローン病と戦う少女が仲間と一緒にお菓子作りに挑む物語だと知りました。クローン病というのはあまり聞いた病気ではありませんが、病気への理解が深まると同時に、わたし自身も大好きなお菓子作りがテーマなので楽しそうと思って、読み始めました。
いくつか導入文を書く上でのヒントとなるトピックを紹介しましょう。
・「クローン病」という病気は知ってた?
・仲間と一緒に何かを目指したことはある?
・お菓子作りに興味がある?
・友人に自分の秘密を明かすのは怖い?
承:本を読み進めていくなかで、何を感じたか
続いて、本を読んでいくなかで感じたことを書きましょう。できるだけ「起」で書いた内容を踏まえて繋げられるとよいですが、あまり形式ばって考えすぎずに、感じたことを自分の言葉で自由に書くのがコツです。
【例文の「承」】
テスは得意なお菓子作りで友人たちに認めてもらったことが、とてもうれしかったのでしょう。お菓子作りは手間がかかるので、友人たちもその大変さをリスペクトしてくれている気もちが伝わってきて、読んでいるこちらの心も温かくなりました。
こちらもいくつかsヒントとなるトピックを書きましょう。
・クローン病と診断されたテスはどう考えた? 苦境をどうやって乗り越えた?
・テスがベイクオフに参加するのに反対したママには、どんな心情が働いているかな?
・みんなでお菓子作りに励む様子を見て、チームで動く意義や学べる点はなにかあった?
・ベイクオフを棄権した時、テスはどんな気持ちを抱いていたかな?
転:そのほかに何か気づきがあったか
続いて本筋とはあまり関係なくても、気になった点があれば記してみましょう。どんなに些細な気づきでも独自の着眼点として高く評価されるかもしれません。
【例文の「転」】
この本は、積極的にたとえが挿入されており、読む人のイメージを膨らませてくれます。クローン病の腹痛の痛みについても、キツツキにつつかれる痛み、ヤマアラシ、ナイフで刺される痛みなど、表現が多様で、その辛さがひしひしと伝わってきました。
上記のような気づきから、比喩を多用することでどういった効果が生まれるかをさらに深く考察する文章などに展開しても面白いですね。
結:本を読む前と読んだ後でどう変化したか
最後にまとめの文章です。本を読む前と読んだ後で感じたことの変化を述べてみましょう。
【例文の「結」】
わたしも休みの日に母とお菓子作りをたまにしますが、あくまで趣味でやっているという感じでした。しかし、友人と一緒に作ると、友人はお菓子作りに詳しくない分、丁寧に意味を教えてあげたり、逆に体調面で周囲からサポートしてもらったりと、また違った見方・考え方・捉え方ができると感じました。
そのうえで、次にこんな行動をしたい、こんな考えを実践していきたい、といった何かしらアクションに繋げられるような文章を書けると、より良い感想文になるでしょう。
【例文の「結」の続き】
逆にいうとわたしも自分の知らない分野のことを、得意な友人と一緒に取り組むことで何か新しい発見があると思いました。釣りや裁縫をしている友達が周りにいるので、一度一緒にやってみようと提案してみたいです。
参考にしたい『チーム・テスならだいじょうぶ』の感想・口コミ評価まとめ
最後に、SNSやレビューサイトに投稿された本書の口コミをいくつか紹介しましょう。読書感想文を書くうえでの何かしらのヒントになるかもしれません。
『チーム•テスならだいじょうぶ』カービー•ラーソン&クイン•ワイアット #読了
新しい学校に編入した14歳のテス。新たな友達とお菓子作りの大会に挑戦することに─
ベイクオフは私の大好きな番組。「フィリングはどうかしら」「絶品だ」などのセリフが吹き替え音声で脳内再生され、思わずニヤリ。 pic.twitter.com/hJYhZipCZX— うてこ (@vi8foip) February 15, 2026
誰にも言えない悩みに打ち沈む少女の苦悩が胸に迫りました。
私も似た症状を知っているから余計に刺さったんです。
引用:Amazon
丁寧に描かれた友人や家族たちなどの姿によって、読む自分もまたいつのまにか「チーム・テス」の一員になったかのような気持ちに。
引用:『チーム・テスならだいじょうぶ』|感想・レビュー – 読書メーター
私ならきっと絶望してしまうし、生きることを諦めたくなるかもしれない。だからこそ、難病を受け入れ共に生きる彼女の姿、持病があっても「わたし≠病気」という考え方にただただ胸打たれる。
引用:『チーム・テスならだいじょうぶ』|感想・レビュー – 読書メーター
まとめ:『チーム・テスならだいじょうぶ』は、クローン病を抱える少女がお菓子作りを通じて仲間と結束する物語だった
いかがでしたか? 『チーム・テスならだいじょうぶ』の特徴を以下にまとめました。
・2026年における読書感想文の課題図書(中学校の部)
・クローン病についての理解が深まる
・仲間と力を合わせて乗り越える力を感じる
・お菓子作りの場面がたくさん出てくる
以上です。まだチェックしていない方は、ぜひ読んでみてください!
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