課題図書『たねはいのちのおわりとはじまり』を読んで、読書感想文を書きたい小学生、必見! 本作のあらすじをネタバレ込みで要約し、書くコツを例文付きで解説します。また読者の口コミレビューも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
『たねはいのちのおわりとはじまり』(小学校低学年の部の課題図書)の内容とは
| 書名 | たねはいのちのおわりとはじまり |
| 作者 | 鈴木純 |
| 出版社 | ブロンズ新社 |
| 発売日 | 2025年10月9日 |
| ページ数 | 32ページ |
『たねはいのちのおわりとはじまり』は、いろんな植物のたねの仕組みや芽が出る様子を写真メインで紹介した本です。擬人化を使った表現で、小学生にとっても親しみやすく訴えかける文章となっています。
10月の新刊、鈴木純さんの『たねはいのちのおわりとはじまり』の見本ができあがりました!
植物観察家・鈴木純さんが、植物のいのちのみなもとである「たね」の神秘を、楽しさとおどろきをまじえて紹介します🌱✨
「たね」の個性的な美しさにせまり、新たな魅力を発見できる写真絵本です☺️… pic.twitter.com/DtBNh0Ov8q— ブロンズ新社 (@BronzeShinsha) September 29, 2025
※『たねはいのちのおわりとはじまり』は以下に当てはまる人におすすめ!
・読書感想文を書きたい小学生
・たねのしくみについて知りたい子
・植物に興味を持っている/持ちたい子
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1分で分かる『たねはいのちのおわりとはじまり』のあらすじ要約【※ネタバレあり※】
タンポポのわたげが飛んだ。どこまでいくのだろう。地面に落ちたのを何日かしてまた見に行ったら、芽が出ていた。わたげの先っぽは、たねだったんだ。
ほかのたねも、どんどん観察していこう。カキもナズナもアサガオもケヤキも、みんな違う植物だけど、はじまりはひとつぶのたねだった。
たねは、あちこち旅に出る。風で飛んだり、水に流れたり。鳥に食べられたり、アリにくわえられたりして、運んでもらうこともある。
たねは待つこともできる。じぶんにとってのいい場所、いい時期を知っているから、それぞれのタイミングで芽ばえるのだ。
ぼくが観察していたヒマワリのたねも、1週間後に根っこがのびて、その数日後には地上に葉っぱが出てきた。さらにどんどんのびていき、7月末にはきれいな花が咲いた。
11月には、すっかりかさかさになったヒマワリ。よく見ると、たっくさんのたねになっていた。「さよなら」ではなく「おかえり」でもあったんだ。
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『たねはいのちのおわりとはじまり』の読書感想文ガイド【例文つき】
本作は2026年の課題図書に選ばれていますが、実際読んで書こうと思っても、どこからどう始めて、どう書き進めればいいか悩んでしまう子もいるでしょう。
読書感想文で大事なのは、あらすじを単にまとめるのではなく、本を読んで気づいたこと・感じたことを自由に書くことです。
形式にしばられず自由に書いてよいものですが、ある程度基本のフォーマットをおさえておくと、書き進めやすいでしょう。以下の流れ(起承転結)を意識してみてください。

このような流れを意識して、書いてみましょう。一つずつ丁寧に解説します。
起:なぜこの本を手に取ったか、本を読み始める前でどう感じたか
まずはなぜこの本を手に取ったかという理由や、本を読み始める前に感じた印象について書きましょう。そうすることで、続きの文章につなげやすくなります。
【例文の「起」】
ぼくは、どうぶつやこんちゅうなどの生きものはすきですが、これまでしょくぶつはそこまできょうみをもてませんでした。しかし、ひょうしに書かれたわたげはよくこうえんでも見かけるし、せびょうしのいろんなたねにもかんしんがわいて、しょくぶつをすきになれるきっかけができるかと思い、この本を手にとりました。
もともと植物に関心があった人はもちろん、無かった人でも興味を持てるかも、というきっかけで手にとるのは良いですね。むしろ興味を持てていなかった人の方が、どういうところに興味を持てるようになったかという「気づきの変化」を書けるので、読書感想文は書きやすいかもしれません。
いくつか冒頭部分を書く上でのヒントとなるトピックを紹介しておきましょう。
・もともと植物は好きかな?
・表紙のわたげには、どこにたねがあるか分かる?
・題名にある「いのちのおわりとはじまり」って、どういう意味だろう?
・背表紙のたねは、それぞれ何のたねか分かる?
・鳥がいたり、たねがはじけていたりと、背表紙をよく見ると、何か気づかない?
承:本を読み進めていくなかで、何を感じたか
続いて「承」の文章です。「起」の部分を受けて書けるとより良いですが、本を読んでいて気づいたこと・感じたことを自由に書いていきましょう。
【例文の「承」】
ぼくはたねをいろんなどうぶつがはこぶこともあると知って、おどろきました。コセンダングサはぼくのズボンにもついたことがあって、いどうしてからはらいのけた思い出があります。もしかしたらぼくも知らないうちにたねをはこぶやくめをしていたらと思うと、少しかんどうしました。
上記のように、自分が実際に体験したことを照らし合わせながら書くと、より実感のこもったよい文章になるでしょう。
こちらも書く上でのいくつかのヒントを書いておきましょう。
・写真で紹介されたたねを、実際に見たことがある?
・学校でたねから芽が出る様子を観察したことはある?
・20-21ページを見て、気になる植物はあったかな?
・20-21ページを見て、気になるたねはあったかな?
転:そのほかに何か気づきがあったか
「起」や「承」の流れとはあまり関係なくても、そのほかに気づいた点があれば、記しておきましょう。ささいな気づきでも鋭い指摘だと評価されるかもしれません。
【例文の「転」】
めが出るようすのしゃしんに、「にょき」や「ぴゅーん」というようなことばがついていて、イメージしやすかったです。ヒマワリの花がさくときは「ぱあ!」のイメージでしたが、本では「ばあ!」と書かれていて、「いないいないばあっ!」からきているのかなと思いました。
結:本を読む前と読んだ後でどう変化したか
最後にまとめの文章です。本を読む前と読んだ後で感じた変化についてまとめましょう。
【例文の「結」】
ぼくはこれまであまりしょくぶつにきょうみをもてませんでしたが、この本をよんでみぢかにあるしょくぶつもすべてたねからはじまっていると知り、いろんなたねをかんさつしてどうせいちょうするかを見るのはおもしろそうだなと感じました。
さらに、本を読んでどんな行動をしたいか、という部分について書けると、より良い感想文になります。
【例文の「結」の続き】
しょくぶつのたねは、ホームセンターなどで売られていると聞いたので、じたくでそだてあられるものを見つけて、せいちょうきろくをつけたいなと思います。
もちろん植物観察に関心を持てると良いですが、自分の中で何かしら温めている「たね」を見つけてみるのもいいでしょう。
本作は擬人化が多用されているので、逆にその表現を自分に当てはめてみるのもいいですね。自分にとってどんな花を咲かせたいか、ベストなタイミングはいつなのか、などを考えてみてください。
参考にしたい『たねはいのちのおわりとはじまり』の感想・口コミ評価まとめ
最後に、SNSやレビューサイトに投稿された本書の口コミをいくつか紹介しましょう。読書感想文を書くうえでの何かしらのヒントになるかもしれません。
植物観察家・鈴木純さんの『たねはいのちのおわりとはじまり』は、種が土に落ち、芽ばえるところから、また種になるまでの植物の一生を楽しく紹介。さまざまな植物の芽ばえの様子や、種のかたちが卒業アルバムの写真のように並び、それぞれの違いが一目瞭然。来年の春が待ち遠しくなる一冊です。(な pic.twitter.com/z9rzbAXQHJ
— 胡桃堂書店 (@kurumidoshoten) December 2, 2025
死んだようなたねが、いのちを持っていて、それぞれの旅をして、花開いて、また、たねになって。たねの気持ちになって書かれていて感動します。「たねはいのちのおわりとはじまり」、いい言葉ですね。
引用:Amazon
たんぽぽのタネに根っこが生えるって、見たの初めてかもしれない。知識で知ってても新鮮!
引用:『たねはいのちのおわりとはじまり』|感想・レビュー – 読書メーター
写真一つ一つがとても美しい。過度にならない擬人化が楽しい。芽生えのドキドキを愛おしむ優しさに溢れている。素敵な写真絵本でした。
引用:『たねはいのちのおわりとはじまり』|感想・レビュー – 読書メーター
最後には様々な種とそれがどんな植物になるか一覧写真でみせてくれます。これを読めばタネ博士になれるかも⁈
引用:『たねはいのちのおわりとはじまり』|感想・レビュー – 読書メーター
まとめ:『たねはいのちのおわりとはじまり』は、たねについて楽しく知れる一冊だった
いかがでしたか? 『たねはいのちのおわりとはじまり』の特徴を以下にまとめました。
・2026年における読書感想文の課題図書(小学校低学年の部)
・いろんなたねの仕組みを楽しく知れる
・実際に植物を観察したくなる
以上です。まだチェックしていない方は、ぜひ読んでみてください!
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