『リュウグウの砂に挑む』を読んで、読書感想文を書きたい中学生、必見! 今回は本作のあらすじをネタバレ込みで要約したうえで、読書感想文を書くコツを例文付きで解説します。読者の口コミレビューも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
『リュウグウの砂に挑む』(中学校の部の課題図書)の内容とは
| 書名 | リュウグウの砂に挑む:チームで小惑星のサンプルを分析 |
| 作者 | 伊藤 元雄 (著), さらち よみ (イラスト) |
| 出版社 | くもん出版 |
| 発売日 | 2025年9月26日 |
| ページ数 | 120ページ |
『リュウグウの砂に挑む チームで小惑星のサンプル分析』が今年度の青少年読書感想文全国コンクールに中学校の部・課題図書に選ばれました💁🏻♀️✨@motoo_ito @yomi_sarachi99
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『リュウグウの砂に挑む』は、著者の伊藤元雄さんが小惑星リュウグウからはやぶさ2が持ち帰った砂つぶについて研究した内容を、子ども向けに分かりやすく解説した本です。チームで分析するうえで大切なことや、研究を続けるうえで大事なことなども学べます。
※『リュウグウの砂に挑む』は以下に当てはまる人におすすめ!
・読書感想文を書きたい中学生
・宇宙に興味がある人
・チームで何かを成し遂げたい人
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3分で分かる『リュウグウの砂に挑む』のあらすじ要約【※ネタバレあり※】
JAMESTEC高知コア研究所の研究員である伊藤元雄氏は、小惑星リュウグウからはやぶさ2が持ち帰った砂つぶについて分析をしている。リュウグウには水や有機物があると考えられていて、地球に運んできたという仮説を解くうえでの重要な分析だ。
海と生命の材料はどこから来たのでしょうか。
引用:『リュウグウの砂に挑む』本文より
伊藤さんが宇宙科学のとびらを開いたのは、大学院に入学してからのこと。シムスという、電子顕微鏡よりも細かい分析ができる装置を使いこなせる隕石の研究者として認められるようになり、海外へと渡る。
アメリカでは言語の壁や悔しい経験を乗り越え、NASAのプロジェクトに参加。チームで賞を勝ち取ったことに喜びを感じた。
2010年より高知県のJAMESTECへと移り、「はやぶさ2」のプロジェクトに関わり出す。貴重な砂を受け入れるための容器を開発。他にも様々な課題が出たが、チームの仲間で解決していき、打ち上げから約6年後、無事にリュウグウの砂つぶが届いた。
リュウグウの砂は8人の仲間でそれぞれより深い専門領域について分析を進め、意見を出し合いながら調査を進めた。当初はCIコンドライトと呼ばれる、炭素を含む黒い隕石に似ていると考えていたが、調査してもデータが予測していたものと合わない。
諦めずに調査を進めた結果、リュウグウの砂は、太陽系の生まれた頃の情報を持った、古いCIコンドライトだと確信。さらに、砂から見つかった粘土鉱物のようなものが、水や有機物を熱や衝撃から守るゆりかごのような存在となって、地球に運ばれた可能性を突き止めた。
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『リュウグウの砂に挑む』の読書感想文ガイド【例文つき】
本作は2026年の課題図書に選ばれていますが、実際読んで書こうと思っても、どこからどう始めて、どう書き進めればいいか悩んでしまう子もいるでしょう。
読書感想文で大事なのは、あらすじを単にまとめるのではなく、本を読んで気づいたこと・感じたことを自由に書くことです。
形式にしばられず自由に書いてよいものですが、ある程度基本のフォーマットをおさえておくと、書き進めやすいでしょう。以下の流れ(起承転結)を意識してみてください。
・起:なぜこの本を手に取ったか、本を読み始める前でどう感じたか
・承:本を読み進めていくなかで、何を感じたか
・転:そのほかに何か気づきがあったか(ここは無ければとばしてOK)
・結:本を読む前と読んだ後でどう変化したか
このような流れを意識して、書いてみましょう。一つずつ丁寧に解説します。
起:なぜこの本を手に取ったか、本を読み始める前でどう感じたか
まずは、導入としてなぜこの本を手にとったかについて書いてみましょう。一番わかりやすい例としては「宇宙に興味があったから」ですね。
【例文の「起」】
僕はプラネタリウムを見に行くのが好きで、宇宙に興味を持っていたので、この本を選びました。ただ「はやぶさ2」については、ニュースで見たことがあるだけで知らなかったので、より詳しく知れると思ってワクワクして読み始めました。
さらに深掘りして、なぜ宇宙に興味があるのか、宇宙についてどんなイメージを持っていたかについて、先に記しておくとよいでしょう。
ほかに、導入文のヒントとなるようなトピックをいくつか紹介します。
・表紙に「チームで~」と書かれているが、チームで何かを成し遂げた経験はあるかな?
・地球の海や生命はどうやって生まれたと思う?
・宇宙人はいると思う? その理由は?
・研究を続けられる人はどんなことを大事にしているか、知りたい?
承:本を読み進めていくなかで、何を感じたか
次に、導入を受けて本を読み進めてなかで感じたことを記していきましょう。できるだけ「起」でまとめた内容を踏まえて進められるとよいですが、最も大事なことはあまり形式ばって考えずに、本を読んで感じたことを自分の言葉で自由に書くことです。
【例文の「承」】
ただ砂を持ち帰るだけでなく、大気圏の高熱や、地球上の雨風にさらされないように注意を払わないといけない点が大変そうだと感じました。ただ分析するというだけではなく、事前の準備が重要だということは、こういった研究に携わっている人の本を読まないとなかなか分からない事柄でしょう。
このように一つのトピックに絞って書くのがコツです。全体をまとめようとすると、「大変な努力がいると分かった」「研究に打ち込むのは凄い」「砂つぶから地球の起源が分かるのは感動した」と一言で終わってしまいます。
上記のような感想は、最後のまとめとしては有効ですが、それまではできるだけ具体的な場面を抜き出して、より深掘りする方が書きやすいです。先ほどの例文についてもさらに深掘りしてみましょう。
【例文の「承」の続き】
書き手の伊藤さんたちが準備の段階を重視して、しっかりとした対策ができたのは、大学院で研究を始めた経験も大きいと思います。業務用のカレー粉の缶を使って、実験のための道具を手作りしていたことが、自分たちには何でもできると思える自信につながったのではないでしょうか。
ほかにも、書き進めるうえでいくつかヒントとなるトピックを書きましょう。
・研究を始めたばかりの時、伊藤さんはどんなことを重視していた?
・英語の壁につまづいた時、伊藤さんはどう乗り越えた?
・NASAのスターダストミッションの経験は、その後の人生にどう影響した?
・リュウグウの砂を迎えるうえで、印象に残ったのはどこ?
・チームで研究するうえで大事なのは、どんなことだと感じた?
・砂の正体が分かったとき、どう思った?
転:そのほかに何か気づきがあったか
本筋の流れとは少し違っても、気づいたことがあればそれも入れ込みましょう。どんな些細な気づきでも、独自の着眼点として高く評価されるかもしれません。
【例文の「転」】
最初に漫画が入っているので、多くの人が読むきっかけになりやすいと思います。最近は、漫画やドラマなどで宇宙について興味を持っている人も増えていると感じ、周囲でも宇宙の話題をする友達が増えてきました。
結:本を読む前と読んだ後でどう変化したか
最後にまとめの文章です。本を読む前と読んだ後で、自分の考えがどう変化したのかをまとめましょう。
【例文の「結」】
僕はこの本を読むまでは、はやぶさ2がただ遠いところに行って、長年の宇宙の旅を終えて無事に戻ってきたことが凄いとしか感じていませんでした。しかし、その長い旅には砂の分析をするために研究者たちが入念な準備をして、砂を持ち帰るまでの様々なエピソードがあると分かりました。研究者たちが宇宙に駆ける思いの強さや信念がそこにあると知り、感動しました。
さらに、本作を読んだうえでどんなアクションを起こしたくなったかについて記せると、よりよい感想文になるでしょう。
【例文の「結」の続き】
短いニュースを見ただけでは分からないことが多いと感じました。気になったニュースは、本や新聞などでもっと詳しく調べてみようと思います。
参考にしたい『リュウグウの砂に挑む』の感想・口コミ評価まとめ
最後に、SNSやレビューサイトに投稿された本書の口コミをいくつか紹介しましょう。読書感想文を書くうえでの何かしらのヒントになるかもしれません。
「リュウグウの砂に挑む チームで小惑星のサンプルを分析」伊藤元雄(くもん出版)
原子核の構造の話などは、少し難しいけれど、作中にもあるように分からなくてもまずは、読んでみる中学生がいてくれたらと思う。チームで研究する達成感についての実話#読了#2026課題図書 pic.twitter.com/km2iO5jr9O— ゆみつく🦭 (@yumi0298) July 10, 2026
人間はなぜ考え、何のために探究するのか。未知の世界を分析しては推測が外れ、次の仮説を立てる楽しさを次世代の若者に感じてほしい。夢を忘れないで。作者の思いが伝わってくる。
引用:Amazon
フォントサイズも大きく小学高学年でも読めそう。しかも、冒頭マンガになっているので本が苦手な子でも手にとりやすいかな?
引用:『リュウグウの砂に挑む: チームで小惑星のサンプルを分析』|感想・レビュー – 読書メーター
リュウグウの砂に挑む/伊藤元雄
はやぶさ2が持ち帰ったリュウグウの砂。
そこには「地球の命や水は宇宙から来た?」という謎を解くヒントが。本書は、伊藤元雄さんら研究者チームが宝物のような砂の分析に挑む物語。
力を合わせ未知の領域へ飛び込む姿に、宇宙へのロマンと情熱を感じる。 pic.twitter.com/mwEeWgjnQZ— ダンデ (@dandelion0922) July 18, 2026
まとめ:『リュウグウの砂に挑む』は宇宙の知識やチーム力の大事さを学べる本だった
いかがでしたか? 『リュウグウの砂に挑む』の特徴を以下にまとめました。
・2026年における読書感想文の課題図書(中学校の部)
・リュウグウの砂を分析した内容が分かりやすく説明されている
・チームで何かを成し遂げる大事さを学べる
以上です。まだチェックしていない方は、ぜひ読んでみてください!
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