『ミシュカ』を読んで、読書感想文を書きたい小学生、必見! 本作のあらすじをネタバレ込みで要約したうえで、読書感想文を書くコツを例文付きで解説します。読者の口コミレビューも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
『ミシュカ』(小学校高学年の部の課題図書)の内容とは
| 書名 | ミシュカ |
| 作者 | エドワルト・ファン・デ・フェンデル (著),
アヌッシュ・エルマン (著), アネット・スカープ (イラスト), 野坂 悦子 (翻訳) |
| 出版社 | 静山社 |
| 発売日 | 2025年10月23日 |
| ページ数 | 168ページ |
『ミシュカ』は、アフガニスタンで生まれ、オランダへ難民として渡った家族が出てくる物語です。主人公は九歳のロヤで、ウサギのミシュカを飼ったところから物語ははじまります。ミシュカのお世話や、兄弟たちとの暮らしのなかで、ロヤたちが成長していく話です。
※『ミシュカ』は以下に当てはまる人におすすめ!
・読書感想文を書きたい小学生
・難民について理解を深めたい人
・普段から動物のお世話をしている人
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『ミシュカ』のあらすじ【※ネタバレなし※】
アフガニスタンの首都・カブールで生まれたロヤは、三歳の時に家族と共に難民として長い旅路に出た。オランダでしばらく永住できる権利を認めてもらえなかったが、やっと承認され、九歳となった今は家族で過ごしている。
ある日、ロヤはペットショップでドワーフラビットという種類のウサギに一目ぼれし、「ミシュカ」と名づけて家で飼うようになった。学校で今度ミシュカのことについて発表しようと決めていたさなか、ミシュカがいつの間にか姿を消してしまい……。
1分で分かる『ミシュカ』の要約【※ネタバレあり※】
前章でネタバレなしのあらすじを紹介しましたが、ここでは本書の内容を要約したものを記載します。ネタバレが大丈夫な人だけ、下記をクリックして中身をチェックしてみてください。(※できるだけ自分の力で作品を全て読みましょう)
ネタバレしていいから要約を確認したい方はこちらをクリック!
ミシュカがいなくなり、貼り紙を出すなどして、家族みんなで探した。すると、スラッハモーレンさんというご婦人の家で預かっているという連絡を受ける。
最初は警戒したスラッハモーレンさんに追い返されるが、自分たちの境遇やミシュカを取り戻したい想いを伝えたことで、ロヤたちの元にミシュカが戻ってきた。
学校の発表でミシュカについて語る際、それまで泣かなかったのにロヤはつい涙してしまう。そこへ兄弟たちが駆けつけ、発表のアシストをしてくれる。アフガニスタンのことや難民としての旅路についても語り、クラスメイトからは賛辞が送られた。
『ミシュカ』の主な登場人物まとめ
『ミシュカ』の主な登場人物をまとめました。
・ロヤ:本作の主人公。九歳。三歳の時にアフガニスタンのカブールの家を出て、長い旅に出た。
・パパ&ママ:過去のつらい思い出に、時折悩まされることがある。
・バシール:長男。タクシー運転手として働く、お調子者。
・ハマユン:二男。高校生。兄弟の中で一番頼りになる存在。
・ナヴィッド:三男。小学六年生。よくふざける。
・ミシュカ:ドワーフラビットという種類のウサギ。ロヤの家で飼うことになった。
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『ミシュカ』の読書感想文ガイド【例文つき】
本作は2026年の課題図書に選ばれていますが、実際読んで書こうと思っても、どこからどう始めて、どう書き進めればいいか悩んでしまう子もいるでしょう。
読書感想文で大事なのは、あらすじを単にまとめるのではなく、本を読んで気づいたこと・感じたことを自由に書くことです。
形式にしばられず自由に書いてよいものですが、ある程度基本のフォーマットをおさえておくと、書き進めやすいでしょう。以下の流れ(起承転結)を意識してみてください。

このような流れを意識して、書いてみましょう。一つずつ丁寧に解説します。
起:なぜこの本を手に取ったか、本を読み始めた段階でどう感じたか
まずは本作を手にとった理由や、本を読み始めた段階で感じたことを記しておきましょう。そうしておくことで、以降の文章につなげやすくなります。
【例文の「起」】
わたしは、「ミシュカ」が難民のことについて書かれていると聞いて、自分がまだ知らない情報を知れると思い、読むことにしました。暗くて重い話は自分にとって難しいかもしれないと身構えていましたが、かわいらしいミシュカというウサギが出てきたあたりから、一気に先が気になりだしました。
このように、本作はあまりタイトルや本の紹介文だけでは情報が得にくいので、実際に読み始めた時の感想をまず書いて、どんな作品になるか予想しながら読んでみるとよいでしょう。
ここで、導入部分を書くためのヒントとなるトピックをいくつか紹介します。
・カンボジアはどんな国か知っているかな?
・難民とはどんな人たちのことか知っているかな?
・あなたはペットを飼っているかな? ペットに対してどんな愛情を抱いているかな?
・なぜこのウサギにはミシュカという名前が付いたと思う?
承:本を読み進めていくなかで、何を感じたか
続いて、本を読み進めていくなかで感じたことを書いていきましょう。できるだけ「起」で書いた内容を踏まえて書けるとよいですが、あまり形式ばらずに感じたことを自由に書くのがコツです。
【例文の「承」】
行方不明になっていたミシュカについて、学校の発表で語ろうとしたロヤは、そんなミシュカの長い旅と自分たちが難民としてこの地に来るまでの長い時間を重ねたのかもしれません。涙を流したところ、兄弟たちがかけつけてくれてフォローしてくれた姿には感動しました。きっと兄弟たちもまた、同じく難民としてここまで来た道中を思い返して、兄弟の絆を強くしたのではないでしょうか。
このように、なぜ登場人物たちがその行動をとったのかを考察してみると、よりよい感想文となります。
こちらもいくつかヒントとなるトピックを紹介します。
・なぜ、ロヤは泣かないようにすると決めていたのかな?
・ロヤがミシュカに対して抱いたしっとのような感情を持ったことはある?
・ロヤにとってミシュカや兄弟たちはどんな存在なのかな?
・ミシュカを取り戻そうとした場面で、あなたなら婦人に対してどうふるまうかな?
・自分がロヤのクラスメイトだったらどう接するべきだと思う?
転:そのほかに何か気づきがあったか
これまでの流れからは少しそれるかもしれませんが、ちょっとした気づきがあれば、それも書いてみましょう。どんなにささいな気づきでも、独自の視点として評価されるかもしれません。
【例文の「転」】
わたしは、長男のバシールがタクシーの運転手をしているのもすごいなと思いました。なぜならタクシーの運転手というのは、その土地にくわしい人がするものとばかり考えていたからです。きっとバシールは必死に道を覚えていったのでしょうが、彼の性格的には知らないところを自由に車で走り回れることがむしろ楽しかったのではないでしょうか。そして、そんな彼の楽しげなところが、弟や妹、そして両親たちにも支えになっていたような気がします。
このように、主人公以外の人物について注目して深ぼりしてみるのもいいでしょう。兄弟がいる人なら、自分と同じポジションの登場人物に着目するのもいいですね。
結:本を読む前と読んだ後でどう変化したか
最後にまとめの文章です。本を読む前と読んだ後で感じたことの違いについて、書いてみましょう。
【例文の「結」】
わたしは、この本を読むまでは、難民はずっと苦しい思いをしていて、大変そうなイメージばかりを持っていました。しかし、ロヤたちはミシュカを飼ってから特に楽しそうな生活を送っていました。むしろつらい日々を経験したからこそ、兄弟で助け合い、飼ったウサギを大切にしたいという思いが強くなったのではないでしょうか。
また、これを機に何かしらのアクションに移せることがあれば、それも盛りこんでみましょう。
【例文の「結」の続き】
せっかくの機会なので、もう少し難民の暮らしや考え方について、ほかの本を読むなどして、理解を深めたいと思います。
参考にしたい『ミシュカ』の感想・口コミ評価まとめ
最後に、SNSやレビューサイトに投稿された本書の口コミをいくつか紹介しましょう。読書感想文を書くうえでの何かしらのヒントになるかもしれません。
難民のおはなしだけど重くなりすぎずに家族の日常を描いていて読みやすかった。ウサギのミシュカがかわいい。挿絵もカラーで素敵。
引用:『ミシュカ』|感想・レビュー – 読書メーター
決して泣かない子だったロヤが津波のような涙の洪水に溺れたあと、彼女は本当に安全な場所に着いたのだと思う。そこには家族も友達も、いい教師もいた。
引用:『ミシュカ』|感想・レビュー – 読書メーター
今この時も戦禍に巻き込まれ、命からがら逃げ惑う人がいる。亡くなる人もいる。戦争は誰も幸せにしない。平和であることの尊さに改めて気づかされる。
引用:『ミシュカ』|感想・レビュー – 読書メーター
あとがきまで読んで、作者の1人がこの本に登場する兄ハマユンのモデルであることを知る。この壮絶な物語が実話であるということ。ニュースでみかける『難民』といわれる人たちが、リアルな人、家族、として少しだけ身近に感じた。
引用:『ミシュカ』|感想・レビュー – 読書メーター
まとめ:『ミシュカ』はミシュカや兄弟の存在がロヤの支えになっている物語だった
いかがでしたか? 『ミシュカ』の特徴を以下にまとめました。
・2026年における読書感想文の課題図書(小学校高学年の部)
・難民が感じる生活の苦労が分かる
・ペットや兄弟に助けられる姿に感動する
以上です。まだチェックしていない方は、ぜひ読んでみてください!
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