課題図書『キミの一歩 アフリカ ゾウを食べるにはひと口ずつ』を読んで、読書感想文を書きたい小学生、必見! あらすじをネタバレ込みで要約したうえで、感想文を書くコツを例文付きで解説します。読者の口コミレビューも紹介するので、参考にしてみてください。
『キミの一歩 アフリカ ゾウを食べるにはひと口ずつ』(小学校高学年の部の課題図書)の内容とは
| 書名 | キミの一歩 アフリカ ゾウを食べるにはひと口ずつ |
| 作者 | 味田村太郎 |
| 出版社 | あかね書房 |
| 発売日 | 2025年3月18日 |
| ページ数 | 175ページ |
『キミの一歩 アフリカ ゾウを食べるにはひと口ずつ』は、南アフリカに赴任した記者が、その目で感じたアフリカのことを綴った一冊です。貧困や環境問題、野生動物の保護といった様々な観点でアフリカの現状を述べるとともに、読者の次の一歩に繋がるような課題を提供しています。
※『キミの一歩 アフリカ ゾウを食べるにはひと口ずつ』は以下に当てはまる人におすすめ!
・読書感想文を書きたい小学生
・アフリカの現状を知りたい人
・野生動物について関心がある人
・一歩踏み出したいと思っている人
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3分で分かる『キミの一歩 アフリカ ゾウを食べるにはひと口ずつ』の要約【※ネタバレあり※】
本作は4つの章からなります。
第1章は、アフリカにいる人たちが今、夢中になっているものに着目。チェスが流行っている背景には、ウガンダの貧しい少女がチェスと出会い成功するディズニー映画の影響がありました。また、強盗で選手生命を絶たれた者が開いたボクシングジムや、日本の折り紙が伝わり、平和への復興の象徴となっている話も紹介しています。
第2章では、貧しくて学校になかなか通えない子供が多い現状を伝えます。また、地球温暖化の影響で水が飲めなくなっていたり、エイズ孤児の問題があったりと、状況は深刻です。一方で、子供たちを支えるおばあちゃんが夢中になる運動会の様子など、元気を取り戻すための活動についてもレポートしています。
第3章は、地球の未来について考えるための内容です。古着やプラスチックなどのゴミが氾濫し、深刻な環境問題に繋がっていると警告。また、野生動物は絶滅の危機に瀕しており、密猟者たちが抱える複雑な問題の側面にも切りこんでいます。これらの問題について、環境や野生動物を保護するための取り組みも紹介されました。
第4章は、アフリカの将来を変えるための教育についてです。スラム街の中にある、給食を無料で提供するスクールを紹介。さらに、現地でスクール支援を行う日本人女性や、虐殺から生きのびてスクール運営を行うようになったルワンダ人女性が、どういった思いで活動しているかについてもまとめています。
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『キミの一歩 アフリカ ゾウを食べるにはひと口ずつ』の読書感想文ガイド【例文つき】
本作は2026年の課題図書に選ばれていますが、実際読んで書こうと思っても、どこからどう始めて、どう書き進めればいいか悩んでしまう子もいるでしょう。
読書感想文で大事なのは、あらすじを単にまとめるのではなく、本を読んで気づいたこと・感じたことを自由に書くことです。
形式にしばられず自由に書いてよいものですが、ある程度基本のフォーマットをおさえておくと、書き進めやすいでしょう。以下の流れ(起承転結)を意識してみてください。

このような流れを意識して、書いてみましょう。一つずつ丁寧に解説します。
起:なぜこの本を手に取ったか、本を読み始める前でどう感じたか
まずは、この本を手に選んだ理由や、読み始める前に感じていたことを書いておきましょう。本書はアフリカをテーマにしているので、アフリカについて興味や関心がある人はその旨を入れるとよいです。
今までも、アフリカのドキュメンタリー番組やアニメ作品を読んだことがある人はいるのではないでしょうか。また、アフリカにいる野生動物を動物園で見たことなど、何かしらリンクさせて書けるとより関心を持ってこの本を読むきっかけになるでしょう。
【例文1の「起」】
ぼくは以前、たまたま見た番組でアフリカの人たちの暮らしがかなり貧しいことを知りました。動物園が好きでアフリカで暮らす野生の動物たちの映像を見ようとつけたテレビでしたが、現地で暮らす人たちのすさまじい現実がしょうげき的で、そちらももっと知りたいと思っていました。
ほかにも、本書のタイトル、また帯にある紹介文、さらに目次から感じられる点、冒頭の「はじめに」という章を読んで興味を抱いたことをきっかけにするのも良いですね。いくつか書き始める上でのヒントをのせておきます。
・タイトルに「キミの一歩」とありますが、一歩を踏み出せずに悩んだ経験はありませんか?
・タイトルにある「ゾウを食べるにはひと口ずつ」は、「はじめに」の章を読むと、「どんなに困難に見えることでも、小さなことから始めれば終わりがくる」という意味のことわざだと説明されています。あなたも、困難なことに挑戦したことはありますか?
・アフリカについてどういうイメージを持っていますか?
・普段から環境問題への関心が強いですか?
・野生の動物がどう暮らしているかを知りたいと思いませんか?
・Amazonの紹介文を見て、気になった点はありませんか?(アフリカで折り紙が流行っている話など)
承:本を読み進めていくなかで、何を感じたか
続いて、できるだけ「起」の話を受けて、本を読み進めていく中で感じたことを記していきましょう。大事なのはあまり構えずに、感じたことをそのまま書くことです。
全体的なことをまとめようとすると、却って難しくなりがちです。この本は、章によって話が変わるので、どれか一つのトピックにしぼって、その内容を深掘りした方が書きやすくなります。
まず、あらすじの要約や目次を見て、気になったところをピックアップしてみましょう。
【例文1の「承」】
ぼくが読んでいて一番おどろいたのは、だれもが野生の動物たちを間近では見ていないということです。貧困のため、近くの国立公園の入場料を払えずに、動物たちと会えない子がいると知りました。
そのうえで、遠い世界のできごとと思わず、自分ごととして捉えてみて、自分ならこう感じる・考えるといったことを自由に書くのが重要です。
【例文1の「承」の続き】
野生の動物に会ったことがなければ、動物を守ろうという関心が芽生えづらいのではないでしょうか。もしかしたらみつりょう者たちは、貧困でそんな経験をしていなかったために、動物への愛着がわかずに、むごい仕打ちを加えているのかもしれません。
上記のようなことは、あくまで推測で必ずしも正確とは言えません。ただ、感想文ではそれでも全く悪くないのです。何が正解で何が不正解などはないので、自分の考えをしっかりと書いてみましょう。
また、こちらもいくつかのトピックについて、気づきのヒントを紹介します。
・なぜアフリカでチェスや折り紙が流行っているのですか?
・サキナさんの作文(77ページ~)を読んでどう感じましたか?
・アフリカでの環境問題を身近に感じられましたか?
・日本とアフリカの学校の違いをどう感じますか?
転:そのほかに何か気づきがあったか
ここでは、本筋とはあまり関係なくても、気づいた点を書いていきましょう。こちらも同様に、一つ具体的なトピックを見つけて、深掘りするのがコツです。
【例文1の「転」】
アフリカの人たちの暮らしに深くかかわっている日本人がいるのも意外でした。特に、日本人がアフリカの子どもたちに折り紙を教えた話が印象的です。ぼくも小学校に入る前に折り紙でたくさん遊んだ思い出があります。折り紙は身の回りの紙でもできるのでお金がかからないし、むしろチラシなどの紙の方がそれしかないオリジナルのものを作れていいなと思いました。
上記のように、自分自身の経験をふまえて書くと、より親近感をわいて自分ごととして受け止められるよい感想文になりやすいでしょう。
結:本を読む前と読んだ後でどう変化したか
最後にまとめの文章です。「起」と「承」を踏まえて、自分の考えがどう変化したのかをまとめましょう。
【例文1の「結」】
本を読む前は、ただ苦しくてつらい思いをしている子どもたちが多いという印象でした。現実が厳しいことは本を読み進めていく中でひしひしと伝わってきましたが、反面悲しい気もちになるばかりではないとも感じました。子どもたちはそんな中でも支えられながら
楽しんで生きているという状況を知ったからです。
また、この本はタイトル「キミの一歩」にもあるように、読者が一歩踏み出すことを訴えています。何もアフリカに関連することだけではありません。世界を知ったり、勇気をもらったりすることで、何かしら進み出してほしいと思っているのです。
そこで、最後に自分にできるアクションは何かを考え、書いてみるとよいでしょう。
【例文1の「結」の続き】
ぼくも大きくなって、アフリカを一度訪れてみたいと思いました。それまで大好きな動物たちが元気に暮らせるように、今自分にできることはないかを知ったり、できるだけ地球にやさしいものを選んだりしていきます。
また、アクションに繋がるようなヒントもいくつか紹介します。
・もしあなたがアフリカの子どもたちに教えるなら、何を教えますか?
・環境問題を解決するために、あなたができることは何ですか?
・野生動物を救うために、どんな取り組みが大事だと思いますか?
・あなたが一歩踏み出すとしたら、何に踏み出しますか?
参考にしたい『キミの一歩 アフリカ ゾウを食べるにはひと口ずつ』の感想・口コミ評価まとめ
最後に、SNSやレビューサイトに投稿された本書の口コミをいくつか紹介しましょう。読書感想文を書くうえでの何かしらのヒントになるかもしれません。
アフリカというとどういうイメージがあるだろうか。ライオンやゾウなど野生動物たちが草原にいるイメージが強く、そこで暮らす人々がどんな生活をしているのか想像がつかない人もいるだろう。
引用:読書メーター
キミの一歩 アフリカ/味田村太郎
アフリカで暮らしが描かれてる中で、驚いたのはゴミの問題だ。
ゴミ処理やリサイクルの仕組みが整っておらず、ゴミが分解されることなく山となっていることからその問題を解決すべく活動している人たちの動きを知ることができた。#読了 pic.twitter.com/mGRLrZf8kp
— ダンデ (@dandelion0922) May 13, 2025
まとめ:『キミの一歩 アフリカ ゾウを食べるにはひと口ずつ』は、アフリカの現状を知り、一歩を踏み出すきっかけになる本だった
いかがでしたか? 『キミの一歩 アフリカ ゾウを食べるにはひと口ずつ』の特徴を以下にまとめました。
・2026年における読書感想文の課題図書(小学校高学年の部)
・アフリカにおける様々な課題を知れる
・人々や野生動物を支える活動を通じて、読者自身も一歩踏み出すきっかけになる
以上です。まだチェックしていない方は、ぜひ読んでみてください!
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