3分で分かる『「コーダ」のぼくが見る世界――聴こえない親のもとに生まれて』のあらすじ&読書感想文を書くコツまとめ

『「コーダ」のぼくが見る世界――聴こえない親のもとに生まれて』を読んで、読書感想文を書こうとしている高校生、必見! 本作のあらすじを要約(ネタバレあり)したうえで、読書感想文を書くコツを例文つきで解説します。

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『「コーダ」のぼくが見る世界――聴こえない親のもとに生まれて』(高等学校の部の課題図書)の内容とは

書名 「コーダ」のぼくが見る世界――聴こえない親のもとに生まれて
作者 五十嵐 大
出版社 紀伊國屋書店
発売日 2024年8月2日
ページ数 176ページ

『「コーダ」のぼくが見る世界――聴こえない親のもとに生まれて』は、聴こえない親のもとで育った「コーダ」である作者が、自身の経験をふまえて世に伝えたい想いをまとめた一冊です。2025年における高等学校の部の課題図書に選出されています。

※『「コーダ」のぼくが見る世界――聴こえない親のもとに生まれて』は以下に当てはまる人におすすめ!
・読書感想文を書こうとしている高校生
・「コーダ」について理解を深めたい人
・多様性を認め合う世の中にしたいと思っている人

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3分で分かる『「コーダ」のぼくが見る世界――聴こえない親のもとに生まれて』のあらすじ要約【※ネタバレあり※】

コーダとは(中略)「耳が聴こえない、あるいは聴こえにくい親のもとで育った、聴こえる子どもたち」を意味する。
引用:『「コーダ」のぼくが見る世界――聴こえない親のもとに生まれて』本文(4ページ)より

ぼく(※注:作者の五十嵐大さん本人)は、ろうの親のもとで育ったコーダだ。コーダの中には複雑な想いを持って生きている人が多くいる。

たとえば、幼少期、ぼくは聴こえない親と生きるのがふつうだった。しかし、「周囲からがんばっていてえらいね」と言われて困惑することがあった。また、ろうの親を恨む者もいれば、守りたいと思う者、自分もろう者になりたいという想いを抱える者までいるのだ。

そんななか、コーダというラベルを貼られることは、自分の居場所を見つけたと感じ安心する人もいる。コーダ同士でつながり、安心感を抱くこともできる。

ときにコーダはヤングケアラーかと問われることもある。たしかにその側面はあるものの、ぼくらはかわいそうでも大変でもないということは伝えたい。

多くのコーダにとって手話は母語にあたるいのちのような存在だ。ちなみに、音楽とろう者をつなぐ「手話歌」というものもある。ただし異言語を表現する難しさや、一部で聴者が聴者を感動させるためだけのツールになっているもどかしさも感じる。

とはいえ、世の中にはコーダを扱った優れた作品もあり、いくつか紹介されている。そのうえで知るだけで終わらせず、アクションにつなげるのも大事だ。テクノロジーも進化してきたが、聴こえる世界と聴こえない世界を結ぶために第一に重要なのは、「つながりたいと思う気持ち」なのだ。

最後に、ある記者からもしも親が聴こえたら、という質問がきたという話で締め括られている。それまで考えたことのなかった質問だと驚いた。そのうえで作者はこう結論付けている。

「もしも生まれ変わることがあるのならば、また同じ両親の子どもになりたい。耳が聴こえない母と父のもとに生まれ、手話を使って、ふたりとたくさんお喋りがしたい」
引用:『「コーダ」のぼくが見る世界――聴こえない親のもとに生まれて』本文(166ページ)より

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『「コーダ」のぼくが見る世界――聴こえない親のもとに生まれて』の読書感想文ガイド【例文つき】

『「コーダ」のぼくが見る世界――聴こえない親のもとに生まれて』は課題図書に選出されていますが、いざ読書感想文を書こうとすると、どこからどうやって書き出していいか迷ってしまう人もいるでしょう。

読書感想文を書くうえで重要なのは、単にあらすじを要約するのではなく、本を読んで何を感じたかを自分のことばで書くことです。また以下のような構成で書くと、全体として自然な流れとなり、まとまった文章になります。

・起:なぜ、この本を手に取ったか、さらに読む前にどういう印象を抱いたか書く
・承:「起」で書いたテーマをふまえて、本を読み進めるうちに考えたことを書く
・転:テーマや本質からはそれるかもしれないが、独自の視点で気づいた点を書く
・結:本を読む前と読んだ後の考え方の変化をまとめる

なぜ、この本を手に取ったかについて書く

導入で、この本を手に取った理由を書いておくと、以降の文章につなげやすくなります。おそらく「コーダ」への理解を深めたいという動機が中心になってくると思いますが、もう一歩踏み込んで、本を読む前に抱いているコーダへの印象や考えていることを記しておきましょう。

【例文】
僕が中学生の頃、同級生に一人「コーダ」に分類される同級生がいました。その生徒とは特別親しくなく、聴こえない両親とも一度、学校行事の送り迎えの時にあいさつしたことがあったのですが、その時は「意外と明るい雰囲気の両親だな」とか「両親とは普通にコミュニケーションをとっているんだな」いう印象を抱きました。

今、振り返ってみると、僕はそのとき聴こえない人は大変そうな人生を歩んでいるという意識があったのかもしれません。また、息子の同級生に対してもかわいそうな人だというレッテルをはっていました。

当時はそんな見方しかできませんでしたが、この本を読めば何か印象が変わるかもしれない、新たな見方ができるようになるかもしれないと思い、この本を手に取りました。

上記のように、具体的な経験があれば、例に出して書いてみるとよいでしょう。

「コーダ」について学んだことを書く

本書ではコーダ当事者の経験をふまえて、自身が抱いていた感情や世に伝えたい想いが率直に書かれています。本書を読み進めるなかで、自分がこれまで知らなかったこと、知らず知らずのうちにやってしまっていたこと、などを書いてみましょう。

しかし、よくやりがちなミスが、良いことをまとめようとして「コーダの立場になって寄り添いたい」などと書いてしまうこと。一言で終わってしまい、ほかに書くべきことが無くなってしまいます。

ここでのコツは2つ。
・必ずしも良いことばかり言おうとしないこと→自分が感じたことをなんでも自由に書く
・全体的な総括ばかりしすぎないこと→どれか一つのトピックに絞って話を広げてみよう

ここでは、「手話歌」を例にとって話を展開した例文を紹介します。

【例文】
手話歌が、聴者が聴者を感動させるためのツールとして消費されているという指摘に胸が痛くなりました。わたしがフォローしているティックトッカーに似たようなことをしている人がいて、わたしはそれを見て安易に「いいね!」を押してしまったからです。

もちろん、ろう者のことを本気で考えている行為ならばすばらしいと称賛されるべきことでしょう。しかし、ただの承認欲求のために手話が使われていたならば、あさましいことだと思います。大事なのは発信者にもそういった配慮が必要なのはもちろん、見る側もそんな配信者の意図をくみとって、本当に賛同すべきことか、まず考えてみることかもしれません。

このように一つのトピックを切り取って、話を広げてみると、書きやすくなります。

「コーダ」にまつわるほかの作品をみて、本の内容と照らし合わせてみる

本書の中では「コーダ」を扱った映画やドラマがいくつか紹介されています。特に映画「聲の形」はアニメで見やすく、アマゾンプライムに登録すれば鑑賞できます。

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本を読むのが苦手な人はまずこの映画を見た後の方が、読み進めやすいかもしれません。そのうえで、本に書かれた内容と照らし合わせながら、登場人物の心情や行動について気づいたことを書いてみるとよいでしょう。

読む前と読んだ後の考え方の違いをまとめる

最後に、導入で書いた「読む前に感じた印象や考えたこと」をふまえ、読んだ後に印象や考え方が変わった点についてまとめてみましょう。

また、本書では作者が知るだけでなく、何かしらのアクションに発展してほしいとも述べています。読者のあなたにとって何か行動できることはないか、一度考えてみて、今から起こせそうなアクションについても触れられると、より良いですね。

参考にしたい『「コーダ」のぼくが見る世界――聴こえない親のもとに生まれて』の感想・口コミ評価まとめ

続いて読者がSNSやレビューサイトに投稿した感想や口コミをいくつか紹介します。読書感想文を書く上での何かしらの参考になるかもしれません。

単に自身の体験を伝えるだけに留まらず、差別そしてそれをもたらす人の思いについて、真の意味で「優しい合理性」を持つ社会について、など多くのことを改めて考えさせられました。それも、優しく温かな想いと共に。
引用:Amazon

まとめ:『「コーダ」のぼくが見る世界――聴こえない親のもとに生まれて』はコーダへの理解が深まる本だった

いかがでしたか?『「コーダ」のぼくが見る世界――聴こえない親のもとに生まれて』の特徴を以下にまとめました。

・2025年における読書感想文の課題図書(高等学校の部)
・コーダ当事者の経験を踏まえて、気づいたことや世に発信したいことをまとめた一冊
・コーダへの理解が深まり、アクションのきっかけになる本

以上です。まだチェックしていない方は、ぜひ読んでみてください!

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