3分で分かる「その扉をたたく音」のあらすじ要約&読書感想文を書くコツまとめ

2022年の課題図書「その扉をたたく音」(高等学校の部)はもう読みましたか?今回はこの小説のあらすじや内容の要約をまとめました。例文つきで読書感想文を書くコツも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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高等学校の部の課題図書「その扉をたたく音」とは

書名 その扉をたたく音
作者 瀬尾まいこ
出版社 集英社
発売日 2021年2月26日
ページ数 216ページ

高等学校の部の課題図書に選ばれた、小説「その扉をたたく音」。著者の瀬尾まいこさんは人気作家で、2021年に映画化された「そして、バトンは渡された」や、吉川英治文学新人賞を受賞した「幸福な食卓」も大ヒットしました。

「その扉をたたく音」はミュージシャンの道を目指す、29歳で無職の青年が主人公。老人ホームへ演奏しに行った際、神がかったサックスを吹く介護職員と出会うところから物語は始まります。主人公が介護職員や利用者の老人と触れ合うことで、成長していく話です。

※「その扉をたたく音」は以下に当てはまる人におすすめ!
・読書感想文を書こうと思っている高校生
・将来の仕事選びに悩んでいる人
・これまで音楽の力に救われた経験がある人

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3分で分かる「その扉をたたく音」のあらすじ【※ネタバレなし※】

俺は29歳になった今でも、定職に就かず音楽の夢を追いかけている。ある日演奏に行った老人ホーム「そよかぜ荘」で、天才的なサックスを吹く青年と出会う。彼は老人ホームで働く介護士だったが、僕は「神様」だと崇める。

俺はまた神様のサックスを聴きに老人ホームへと行く。そのうち利用者の老人たちと親しくなり始め…。

「その扉をたたく音」の詳しいあらすじを要約【※ネタバレあり※】

ここからは「その扉をたたく音」の詳しいあらすじを要約した内容を記します。一度作品を読んだ方がさらっと復習するような感覚でチェックしてみてください。

ネタバレしていいから詳しいあらすじの要約を知りたい方はこちらをクリック!

俺は神様のサックスを聴きに行く内に、老人ホームを利用する高齢者たちと親しくなる。水木のばあさんには息子扱いされ、おつかいを頼まれる。そして本庄のおじさんにはウクレレを教えることになった。

俺は神様と崇める介護士の渡部と、セッションをするようお願いする。俺は渡部と練習をしていく中で、音楽の持つ楽しさや、なぜ仕事をするのかという理由に気づいていく。渡部からも俺と一緒に演奏できて楽しかったという言葉をもらう。

また俺は本庄のじいさんにウクレレを教えていく中でも、楽しさを見出していく。しかし2人で曲を弾くのを約束した矢先、ボケの症状が進行し本庄のじいさんは2階から3階へと移されて、一緒に歌えなくなってしまう。

また水木のばあさんは、俺におつかいを頼む中でおもしろい小説をリクエストしてきた。俺に対して常に悪態をついてくる水木のばあさんだったが、病院に移ることになり俺宛の手紙を残してくれる。そこにはこれまでの感謝の気持ちと、俺への叱咤激励のメッセージが込められていた。

やがて水木のばあさんが亡くなった。葬儀で俺はばあさんがかつておつかいで買ってきた小説を読んでいたと知った。そして俺はばあさんが本当に手にしてほしい宝物を、自分の力で手に入れると誓ったのだ。

それから俺はハローワークに通い、仕事を探した。久々に老人ホームを訪れた際、渡部から3階に行ってみないかと誘われた。そこでは聴き馴染みのあるウクレレの音が聞こえてきた。俺はここにも天才の音楽が奏でられていると感じた。

「その扉をたたく音」の読書感想文ガイド

「その扉をたたく音」は2022年の課題図書(高等学校の部)に選ばれています。ここからはこの本を読んで読書感想文を書くためのコツを解説していきましょう。

読書感想文では作品のあらすじをまとめるのではなく、作品を読んでどう思い、どう考えたかを書くのが重要です。そこで今回はこの小説から読書感想文を書くためのヒントとなるトピック及び例文を紹介していきます。

独りよがりではなく、周囲の人を思いやる大切さを書く

本作の主人公の俺は、とても独りよがりの考えを持ってこれまで暮らしてきたことが分かります。特に前半部分では老人に対しても、目上の人に対する配慮があまり感じられず、仕事に対しても軽くみているような姿勢が見受けられます。

こういった自己中心的な考えに陥るような経験は、常日頃ではないにせよ、時折生じることがあるのではないでしょうか。そうでないにしても、周囲の思いやりや配慮に気づいてその素晴らしさを感じる経験はあるでしょう。

【例文】
「その扉をたたく音」を読んでいて、主人公の姿勢は少し自分に重なる部分があると感じました。私は今ダンス部に所属しているのですが、自分が踊りたいダンスだけを披露して周囲から浮いてしまっている時がありました。

本を読んでいると、渡部のサックスが「その場にいる人に向けられたこの響き」であるからこそ興味を惹かれたという記述がありました。私自身も先生から「もっとお客さんのことを思ってダンスをしろ」と指導されたことがあり、その通り実践するといつもよりうまく踊れていると感じられました。

このように主人公の俺と同様の経験をしていると感じた方は、そのエピソードを具体的に書くとよいでしょう。

将来の仕事をどう選ぶべきかについて考える

「その扉をたたく音」に登場する「俺」は、ミュージシャンになる夢を追いかけてずっと無職。対して渡部はサックスがうまいのに、今は音楽とは直接的には関係のない仕事をしていますね。仕事に対する考えは人それぞれですが、この小説は将来どういう仕事を選ぶか考えている人にとってもいろいろ考えさせてくれます。

結末部分で「俺」はハローワークで仕事を探すのですが、こだわりはなくてとにかく稼ぎたくて働こうとしています。こうした「俺」の心情の変化はどうやって起こったのか、物語を読んでいくと気付ける部分があるはずです。

【例文】
「その扉をたたく音」で主人公の青年は、老人ホームの利用者にウクレレを教えたり、おつかいを頼まれたりして、人の役に立つことの意義を感じていったのでしょう。私自身も将来仕事をする際には、人の役に立てるような職に就きたいと考えてます。

ここから将来の仕事に対する思いを、物語の内容に反映させながら書けるとよい読書感想文に仕上がると思います。

音楽が今まで自分に勇気や感動を与えた経験を書く

「その扉をたたく音」の大きなテーマとして音楽が挙げられます。作中でも「東京ブギウギ」や「上を向いて歩こう」「心の瞳」「Wake Me Up When September Ends」などの曲が登場してきて、それぞれが作中の人物たちに大きく影響してきます。

皆さんもこれまでいろんな音楽に勇気や感動をもらった経験があるでしょう。
・部活で苦しい思いをした時に、励みになった
・身近な人が亡くなった時に、生きていく勇気をもらった
・新しいことをチャレンジするきっかけになった

など。

あなたらしい思い出のエピソードを綴ってみるとよいでしょう。特に作中の人物のように、演奏をしてみて勇気が出た、感動したというエピソードがある人は尚更よいですね。これまでのあなたの生活をぜひ振り返ってみてください。

参考にしたい「その扉をたたく音」の感想まとめ

ここからは「その扉をたたく音」の感想を紹介します。大人の読者が書いたものばかりですが、読書感想文を書く際にも参考になると思いますよ。

何も目的意識を持たず、ただ生きている青年が、知らないうちに自分の行動が他人の生きる力になっていることに気づき、生かされていくところに胸打たれました。
引用:Amazon

ボンクラ呼ばわりしていた水木さんもちゃんと宮部のことをみていて、最後の手紙には涙しました。とても良い作品でした。
引用:Amazon

まとめ:「その扉をたたく音」は音楽の持つ力が感じられる成長小説だった

いかがでしたか?「その扉をたたく音」の特徴を以下にまとめました。

・2022年の課題図書(高等学校の部)
・仕事をすることの意義が分かる小説
・音楽が持つ力を感じる小説

以上です。読書感想文の課題図書としてはもちろん、大人の方が読書するのにもおすすめの一冊なので、まだ読んでない方は是非チェックしてみてください。

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