3分で分かる『けんかのたね』のあらすじ&読書感想文を書くコツまとめ

『けんかのたね』で読書感想文を書こうとしているけど、なかなかうまくできそうにないと悩んでいませんか?今回は、小学校低学年の課題図書にも選ばれている本作のあらすじを説明するとともに、読書感想文を書くコツを解説します。例文も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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『けんかのたね』(小学校低学年の課題図書)の内容とは

書名 けんかのたね
作者 ラッセル・ホーバン (著)

大野八生 (著)

小宮由 (翻訳)

出版社 岩波書店
発売日 2022年2月25日
ページ数 62ページ

2023年小学校低学年の部の課題図書に選ばれた『けんかのたね』。動物たちも含めて兄弟げんかをしている子たちに、けんかの原因を考えるように教え、そこから仲直りをしていくというストーリーです。

挿絵つきで読んでいて楽しくなる絵本で、お子さんへの読み聞かせにもおすすめです。読み始めは登場人物が多くて難しく感じるかもしれないので、挿絵の人物や動物たちを指差しながら読むとよいでしょう。

※『けんかのたね』は以下に当てはまる人におすすめ!
・読書感想文を書こうと思っている小学生
・よく兄弟けんかをしてしまう子ども
・子どもがけんかするのをやめさせたい親

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3分で分かる『けんかのたね』のあらすじ要約【※ネタバレあり※】

お父さんがくたくたになって、家に帰ってきた。げんかんを開けると、犬のボンゾーがねこのプッスにむかってほえていた。へやに入ると、子どもたち4人が大げんかしていた。お父さんはなぜけんかがおきたのか、考えるように言う。

子どもたちの話を聞いて、もめごとのはじまりが分かったお父さんは、こう言った。

いいかい? 大きなもめごとっていうのは、ほんのささいなことからおこるもんなんだ。
引用:『けんかのたね』22ページより

さらに、お父さんは、子どもたちはごはんを食べたらすぐねること、プッスとボンゾーは子どもべやでねないことを、言いつけた。

子どもべやをおいだされたプッスは、ねずみを見つけた。もとはといえばねずみがいたから、けんかがおきたと思ったプッスは、ねずみにおそいかかろうとした。すると、ねずみはじぶんがけんかのたねだったとみとめて、すきにしてと言ってきた。

そんなねずみのたいどを見たプッスは、考えをあらためた。ねずみをおそうのをやめて、ボンゾーにあやまりに行った。すると、ボンゾーが子どもたちにあやまり、子どもたちもそれぞれじぶんのあやまりをみとめて、あやまった。

そのようすを見て、お母さんは言った。

みんな、いい子。じぶんがわるかったことをみとめて、あやまるなんて。りっぱよ
引用:『けんかのたね』56ページより

つづけて、お父さんもこう言った。

大きなもめごとが小さくわけられて、それがぜんぶ、かいけつしたってわけだ。これで、もうだれも、いやな気分じゃなくなった。ぼくたちかぞくは、また、たのしくてようきな、ひとつのわになれたね
引用:『けんかのたね』56ページより

みんななかなおりして、めでたしめでたし。そのころ、ねこに食べられそうになったねずみは、じぶんの家に帰った。そこでは、子ねずみたちがけんかしていた。

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『けんかのたね』の読書感想文ガイド【例文つき】

『けんかのたね』は小学校低学年の課題図書に選ばれていますが、読書感想文をどう書こうか悩んでいるお子さんも多いでしょう。そこでここでは、そんなお子さんを持つお父さんお母さんに向けて、読書感想文を書くコツを解説します。

読書感想文ではただあらすじを書くのではなく、物語をどのように捉え、自分がどう感じたのかを書くことが重要です。例文つきで説明しますので、ぜひ参考にしてみてください。

けんかの原因を考え、解決に導く過程を考える

『けんかのたね』というタイトルからも分かるように、けんかがなぜ起きたのか、その原因をじっくり考えることが重要です。物語でも一人一人がけんかがなぜ起きたのかをふりかえっていきます。

時系列に逆らってけんかが起きた原因を調べようとするのと、序盤は登場人物が誰だか整理できていなくて、お子さんは混乱しやすいかもしれません。それならば『けんかのたね』の30ページから34ページにおける、ねこのプッスのセリフに注目するとよいです。ここではけんかが起きた過程を時系列に沿って、伝えてくれます。

あらすじのところで紹介した父のセリフに象徴されるように、ものごとの始まりを思い出すこと、さらにそこで分かる「けんかのたね」とは案外ささいなことであるという点に着目してみましょう。

読書感想文を書く際は、自分がけんかした経験をふりかえってみて、反省する文章を載せるとよいです。

【例文】
この本を読んでいると、けんかした時に、なぜけんかが始まったのかよく考えるのが大事だと分かりました。

ぼくもこのまえ弟とけんかしたのを思い出しました。弟がおもちゃをぼくに投げつけてきたことにたいして、ぼくはおこりました。しかしよく考えてみると、そもそも弟がおもちゃを投げてきたのは、ぼくがお絵かきにむちゅうになっていておもちゃをつかっていなかったのに、弟がおもちゃをかってにとったと、ぼくがどなったことがげんいんでした。

そのときはおもちゃをつかってなかったから、弟におもちゃをつかっていいよと言ってあげたらいいだけでした。そうすれば、弟はおこって、ぼくにおもちゃを投げることはなかったでしょう。

本の中でお父さんが、けんかのたねはささいなことと言っていたのが、今ならよく分かります。ぼくははんせいして、こんど弟にもこのまえはわるかったとちゃんとあやまろうと思います。

戦争が起きる原因や平和への解決策へと発想をとばす

けんかから発想を飛ばして、戦争について考えるのもよいでしょう。特に今は、ロシアとウクライナの紛争が長期化しています。戦争について身近に考えやすい時期なので、その点を踏まえて、なぜ戦争が起きるのかについて考えるのです。ここでもものごとの始まりである、けんかのたねを冷静になって振り返るのが重要だと気づけるでしょう。

さらに解決策として、素直に謝ることが大事だと分かります。作中でもねずみが責任をかぶろうとした時に、ねこのプッスは暴力で解決するのをやめ、代わりに素直に謝ります。そして、その姿勢が子どもたちにも連鎖して、皆が謝ることによって仲直りするのです。

このような点を、今の戦争が起きた原因や平和へ向かう方法と絡めて書けると、よい感想文になるでしょう。

ものごとの原因をじっくり考える大事さを説く

今回は「けんかのたね」というタイトルで、けんかが起きた原因を究明していく話になっていますが、原因についてじっくり考えること自体はものごとの本質を捉える上で重要です。ある一つの事象を例にとって、原因を深く考えることで成功できた体験を記せるとよいでしょう。

【例文】
この本を読んで、ものごとのげんいんをふかく考えるのがだいじだと分かりました。ぼくはずっとさかあがりができなかったのですが、そのときのことを思い出しました。

さかあがりができないことにあせって、どうやったらうまく回れるかだけを気にしていました。うでの力だけでやろうとしていたのですが、いちどおちついてよく考えてみると、そもそもいきおいが足りないのだと気づきました。そこで足のふみこみを強くすると、いがいとあっさり回れました。

このように、うまくいかないときに、なぜできないかをれいせいに考えるのは、この本での学びにもつながっていると思います。本の中でお父さんがものごとのはじまりを考えようと言ってますが、ぼくもつまづいたときはいちどものごとのはじまりまでさかのぼってみて、げんいんをじっくり考えてみようと思います。

参考にしたい『けんかのたね』の感想や評価・レビューまとめ

読者や書評家が投稿サイトや記事にあげている、『けんかのたね』の感想やレビューがありましたので、一部引用します。読書感想文を書くヒントにもなるかもしれないので、ぜひ参考にしてみてください。

孫達は4人兄弟です。仲良し兄妹ですが我が家にお泊まりした時に読み聞かせをしたら、興味があったらしくて、そのまま持ち帰りました。今後この兄妹に役立つと嬉しいです。
引用:Amazon

現実の争いも、原因は小さな事件であることは少なくない。よくできた童話だ。
引用:【児童書】『けんかのたね』 – 産経ニュース

ケンカの種はなんだったのか原因を探る姿が楽しい。でもそれ以上にオチとして、そのネズミが家に帰ると起きていた出来事が面白かった。
引用:『けんかのたね』|感想・レビュー – 読書メーター

猫にそもそもはと指摘されたくネズミ。自らの命を責任として差し出すが、猫に格好つけるなのような事を言われる。猫は分かっていたのか?猫、格好いいじゃないか
引用:『けんかのたね』|感想・レビュー – 読書メーター

まとめ:『けんかのたね』はけんかが起きた原因を考える大事さを説く絵本だった

いかがでしたか?『けんかのたね』の特徴を以下にまとめました。

・2023年の課題図書(小学校低学年の部)
・挿絵つきで楽しく読める絵本
・けんかが起きた原因を考える大事さを説く

以上です。読書感想文の課題図書としてだけでなく、普段の読み聞かせなどにもぜひ活用してみてください。子どもたちがけんかしているときに、本作を読めば効果抜群かもしれませんね。

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