3分で分かる小説『祈りのカルテ』のあらすじ&ネタバレ解説・感想まとめ【ドラマ原作】

2022年10月より放送されるドラマ『祈りのカルテ』。今回はその原作のあらすじやネタバレ解説、感想などをまとめた記事をお送りします。ドラマが気になっている方はもちろん、原作を読んだけどどんな内容だったか振り返りたい方など、ぜひ最後まで読んでみてください。

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【ドラマ原作】知念実希人の小説『祈りのカルテ』とは

書名 祈りのカルテ
作者 知念実希人(ちねんみきと)
出版社 KADOKAWA
発売日 2018年3月29日
ページ数 248ページ

今回紹介する小説『祈りのカルテ』は、2022年10月よりドラマ化される作品の原作。医師としても活動する作家の知念実希人さんによる短編小説です。2018年3月に刊行され、その後続編の『祈りのカルテ 再会のセラピー』が2022年8月に発表されています。

『祈りのカルテ』は研修医の諏訪野が、様々な科の研修を受ける際に奇妙な患者と出会う連作医療ミステリ。それぞれの患者が抱える秘密に、洞察力の高い諏訪野が迫っていきます。最後は感涙必至のハートフルなお話です。

※『祈りのカルテ』は以下に当てはまる人におすすめ!
・ドラマ化される話題の原作を読みたい人
・医者になりたいと思っている人
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3分で分かる『祈りのカルテ』のあらすじ【※ネタバレなし※】

諏訪野良太(すわのりょうた)は研修医として、純正会医科大学の附属病院で初期臨床研修を受けていた。内科・外科・小児科・産婦人科・救急などの様々な科を回り、自分の進むべき道に悩んでいる。

以下、各章のあらすじを簡単に紹介します。各章で諏訪野が訪れる科を先に表でまとめておきましょう。

章のタイトル 諏訪野が研修を受ける科
彼女が瞳を閉じる理由 精神科
悪性の境界線 外科
冷めない傷痕 皮膚科
シンデレラの吐息 小児科
胸に嘘を秘めて 循環器内科

彼女が瞳を閉じる理由

山野瑠香(やまのるか)が睡眠薬の多量服薬をして、病院に運ばれてきた。彼女は何度も救急でやってくる常連で、離婚して以来精神が不安定になっているようだ。彼女の腕には元夫の名前が刻まれた火傷の跡がある。

常習犯の瑠香に対して病院側は軽くあしらいがちだが、諏訪野はある違和感を抱く。なぜか彼女は毎月の5日にきまって退院していたのだった…。

悪性の境界線

胃の一部に癌細胞が見つかった近藤玄三(こんどうげんぞう)は、四日後に内視鏡手術を受けることになった。当初は手術に前向きだった近藤だが、突如態度を変えて内視鏡手術を拒否し、さらに内視鏡ではなくいきなり腹を開ける手術をやってくれと懇願してくる。

諏訪野は近藤がいた病室から出てきたスーツの男の存在や、その後に近藤が見せた蒼白した表情が気になっていて…。

冷めない傷痕

守屋春香(もりやはるか)右下腿の裏側に重いやけどを負って、病院に運ばれてきた。揚げ物をしている際に鍋の油を溢してしまい、それが足にかかったのだという。処置は無事に終わったが、諏訪野はある違和感を抱く。

春香は受傷時にロングスカートを履いていた。それだと油がスカートにかかっているはずだが、油の染みはない。大やけどをして着替えたというのも不自然だ…。

シンデレラの吐息

八歳の姫井姫子(ひめいひめこ)が喘息発作の症状を起こし、緊急搬送されてきた。三歳の頃から喘息になった姫子は、薬を服用していた。処置が終わって、検査データをチェックしていた諏訪野はテオフィリンが検出されなかったことを発見する。

テオフィリンが検出されないということは、内服を止めているということだ。なぜ姫子は薬を止めてしまったのだろうか…。

胸に嘘を秘めて

人気女優の四十住絵理(あいずみえり)は拡張型心筋症を患っており、事務所も本人もアメリカでの治療を考えている。諏訪野は研修で腎臓内科を回っていた時に、絵理の妹を担当したことがあったが、二人は仲が悪いと聞かされる。

ある日、ニュースサイトの記事に絵理が重病で都内病院に入院していることがスクープされる。なぜ情報が外部に漏れたのか。そして絵理の運命は…。

『祈りのカルテ』のネタバレ解説&考察まとめ

『祈りのカルテ』のあらすじを紹介してきましたが、ここからはこの作品の魅力をさらに知るために解説&考察した内容を載せます。一部ネタバレを含むので、その箇所は隠しています。一度作品を読んでネタバレしても大丈夫な方だけ、クリックして中身をチェックしてください。

現役医師の作家だから書ける病院ドラマ

『祈りのカルテ』の著者・知念実希人(ちねんみきと)さんは、作家であり現役の医師でもあります。2004年から内科医として働いており、現在は父親の経営する病院に勤めているようです。

『祈りのカルテ』の舞台は、主人公の諏訪野が研修を受ける病院。病院で働く人々の会話や描写がリアルで、カルテをもとに謎を解いていくという構図も現役医師ならではの書き方だと思います。

著者はインタビューにてこう語っています。

研修医という言葉は聞いたことがあっても、具体的にどんな仕事をしているか、ほとんどの読者は知らないと思います。それを内側から描いたら面白いんじゃないかというのが出発点のひとつですね。
引用:【刊行記念インタビュー】知念実希人『祈りのカルテ』 個性的な患者たちの心の謎を、新米医師はどう解き明かすのか? 心震える連作医療ミステリ。 | インタビュー | Book Bang -ブックバン-

医療現場を描いていますが、小難しい略語や専門用語は分かりやすくアレンジして小説にしています。著者は中学生でも読めるような内容にしたかったと語っており、医療に詳しくない読者でも十分に楽しめます

ハートウォーミングなラストにほっこり

医療ミステリーというと、悲惨な結果を招くのではないかと身構える読者もいるかもしれません。しかし『祈りのカルテ』で描かれる結末は、どれも心がほっと温かくなるようなものばかり。例えば「悪性の境界線」。

ネタバレしていいから「悪性の境界線」の結末をさらに詳しく知りたい方はこちらをクリック!

内視鏡手術を拒否し、開腹手術を求めた患者・近藤玄三。その背景には、孫娘が大学進学をするために手助けしたいという想いがありました。近藤は、謎のスーツの男性(=実は保険の営業マンだった!)に相談し、少しでも多くの保険料を出すためには、保険金給付の可能性が高くなる開腹手術をしたいと考えたのでした。

このように、患者の妙な言動の裏には、誰かを想ったりかばったりといった重大な理由が隠されていたのです。そこに行き着いた時、読者の心にジーンとくるものがあるでしょう。

研修医・諏訪野はどの科へ行くのか…エピローグで明かされる結末

研修医である諏訪野は、様々な科で研修を受けるうちに自分の進むべき道を探っています。『祈りのカルテ』の最終章である「エピローグ」の章で、諏訪野が最終的にどこへ行くのか明かされます。

ネタバレしていいからエピローグの内容(ラスト)をさらに詳しく知りたい方はこちらをクリック!

諏訪野は二年間の研修を終え、一人の医師としての人生をスタートさせました。ドアを開け、諏訪野はこう挨拶します。

「本日より循環器内科でお世話になる諏訪野良太です! どうぞよろしくお願いいたします!」
覇気の籠もった声が、循環器内科の医局に響き渡った。
引用:『祈りのカルテ』246ページより

諏訪野は循環器内科に進むのを決めたのでした。第五章の「胸に嘘を込めて」の舞台は循環器内科。四十住絵理が脳死状態となり、妹の紗智に移植手術を行うことになったのですが、この経験が諏訪野の判断に大きく影響しました。

2017年に文庫化された『螺旋の手術室』との繋がりにも注目

第二章「悪性の境界線」の登場人物は、実は知念実希人さんの過去の小説に登場した人物と重なります。2013年に『ブラッドライン』というタイトルで出版され、その後2017年に『螺旋の手術室』に改題され文庫化された小説です。

諏訪野の指導医である冴木真也は、『螺旋の手術室』では手術中に不可解な死を遂げてしまいます。その息子である裕也が父の死の真相を探るのですが、この裕也も『祈りのカルテ』には諏訪野と同じ研修医として登場します。

舞台はどちらも純正会医科大学附属病院であり、『祈りのカルテ』の主人公の諏訪野も、『螺旋の手術室』の中に出てくるので、読み比べてみると面白いですよ。

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『祈りのカルテ』ドラマと原作との違いは?

『祈りのカルテ』は2022年10月より、Kis-My-Ft2の玉森裕太さん主演でドラマ化されます。この記事を書いている時点では、まだドラマ開始前ですが、既にドラマ版と原作での違いが判明しているので、その点をまとめておきましょう。

⇒ドラマ版『祈りのカルテ』の公式サイトはこちらから

玉森裕太さんは、研修医の諏訪野良太の役。これは原作でも主役のキャラなのですが、ドラマでは原作に登場しない人物が何人か登場しています。代表的なのが池田エライザさんが演じる、研修医・曽根田みどりという人物です。

曽根田みどりはヒロイン的な立ち位置なので、玉森さん演じる諏訪野と恋愛に発展するのかもしれません。また他にも同期の研修医が何人か登場するので、研修医同士の仲間や結束というテーマも描かれそうですね。

『祈りのカルテ』を読んでみた感想

『祈りのカルテ』の原作を読んだ筆者の感想、また読者がレビューサイトやSNSに投稿した感想をまとめました。

【筆者の感想】一人の医師として独立した後の諏訪野が気になる

主人公の研修医・諏訪野は、人の心を読むことができ、患者一人一人の気持ちに寄り添います。そうすることで患者の謎を解明でき、ハートウォーミングな結末へと導きます。

しかしこれはまだ業務に余裕がある研修医というポジションだからこそ、できることなのかもと思ってしまいます。実際に諏訪野の指導医や周囲の医療関係者たちは、そこまで気に留める余裕はありません。精神科医の立石からは「君は人の心を読みすぎるから、五年以内には治療を受ける側になる」と言われてしまうほどです。

諏訪野が一人の医師としてステップアップしていく中で、今の気持ちを忘れずに患者と向き合えるのか?その後をもっと読みたくなりました。

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【みんなの感想や評価】何度も読み返したくなる、心温まる名作

続いて、読者の感想や評価をまとめました。何度も読み返している読者も多いようです。

諏訪野先生や個性的な指導医の描写も楽しめました。
すらすらと読み易く心暖まる内容で特に最後の章は感動しました。
引用:Amazon

今回の本の内容は希望に繋がった終わり方で、ホッとしました。緩やかで嬉しかったです。
引用:Amazon

まとめ:『祈りのカルテ』は心温まる医療ドラマ×ミステリーだった

いかがでしたか?『祈りのカルテ』の特徴を以下にまとめました。

・2022年10月よりドラマ化
・現役医師が書く医療ドラマとミステリーの融合
・ハートフルな結末で何度も読み返したくなる

以上です。ドラマが気になっている方はもちろん、まだ原作をチェックしていない方は、ぜひ読んでみてください!

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