2022年本屋大賞はどの小説がとるのか、大予想!昨年に続き、読書好き5人による座談会を行いました。全員に各候補作を読んでもらい、どれが受賞するかあれやこれや2時間にわたる激論を展開!今回はまず各候補作品のあらすじを簡単に紹介した後に、一通り感想や講評をしてもらい最終的に大賞受賞作品を予想していきます。
2022年本屋大賞のノミネート作品一覧
作品名 | 作者名 |
赤と青とエスキ-ス | 青山美智子 |
硝子の塔の殺人 | 知念実希人 |
黒牢城 | 米澤穂信 |
残月記 | 小田雅久仁 |
スモ-ルワ-ルズ | 一穂ミチ |
正欲 | 朝井リョウ |
同志少女よ、敵を撃て | 逢坂冬馬 |
星を掬う | 町田そのこ |
夜が明ける | 西加奈子 |
六人の嘘つきな大学生 | 浅倉秋成 |
2022年の本屋大賞候補作は上記10作品です。(作品名:あいうえお順)
本屋大賞とは、全国の書店員によって選ばれる文学賞。2004年から始まり、2022年で19回目を迎えます。今回は全国の483書店、書店員627人の一次投票を経て上記10作品が決定。そこから2月末まで受け付けた二次投票を集計して大賞作品が選ばれます。大賞発表は4月6日です。
ちなみに昨年の本屋大賞は町田そのこさんの『52ヘルツのクジラたち』でした。昨年も受賞予想の座談会を開いていたので、そちらも併せて読んでみてください。
本屋大賞予想座談会の参加者5人のプロフィール紹介
名前 | 一言プロフィール |
かつひろ | 放送局勤務を経て、独立。純文学と野球が好き |
ちあき | 国立大学部の文学部に通う現役大学生。猫好き |
のぶ | 実は読書は苦手だが本屋大賞作品は全て読破! |
とよみ | 小学校の先生を定年退職。趣味は読書とゴルフ |
マイケル | 日本文化に興味津々の留学生。俳句にも挑戦中 |
昨年に続き、今回も上記5人に2022年本屋大賞受賞作品を全て読んでもらった上で、座談会を開きました。今回も白熱の座談会になりました!
か:よろしくお願いします。
と:今年もバリエーション豊かなラインナップで楽しめました。
の:今の世界情勢にタイムリーな小説もありましたね。
マ:今回はどれもおもしろく、どれが大賞予想かまだ決められてなくて…。みなさんと話していく内に決めていけたらと思います。
ち:私はイチオシの小説があるので、プレゼンさせてもらえたらと思います!
2022年本屋大賞の各候補作品について徹底討論!簡単なあらすじ紹介も
座談会の進行役は本サイトの管理人のかつひろが務めました。各候補作品のあらすじをざっと紹介した上で、討論した内容を記していきます。
『赤と青とエスキ-ス』青山美智子
書名 | 赤と青とエスキ-ス |
作者 | 青山美智子 |
出版社 | PHP研究所 |
発売日 | 2021年11月10日 |
ページ数 | 240ページ |
【あらすじ】
メルボルンの若手画家、ジャック・ジャクソンが描いた一枚の絵画(エスキース)。日本へと渡ったその絵が、10年、20年、30年と時を経るとともに、物語を紡いでいく。読後に驚きと静かな感動が訪れる、連作短編集。
か:青山美智子さんは昨年に続いての候補です。昨年の「お探し物は図書室まで」は前回の座談会で1位予想でしたが、結果は惜しくも第2位でした。
と:連作短編ですが、最後まで読むと一つの大きな繋がりが見えてきて感動しました。
ち:前作もそうですが、青山美智子さんはいくつかのパーツを広げて、パズルのように組み立てていくのが上手な作家さんだなと感じます。それこそ作品自体が一枚の絵を完成させているようで、私も感心しました。
マ:ミステリーのような仕掛けもありますが、そこは少し微妙でしたね。僕は途中で気づいたし、その要素はなくてもよいのかなと感じました。
と:そうですか。私はまんまと二度読みしましたし、再読したらまた違った読み方ができてよかったですね。
か:普通のミステリーだとただトリックや伏線を確認するためだけに二度読みするものですが、この作品だと登場人物たちをもっと注意深く知ろうとする読み方になるので、そういう意味でもよい作品だと感じます。
の:今作も良作ですが、僕はどちらかというと前作(「お探し物は図書室まで」)の方が好きでしたね。なので、前作が2位なら今作で1位ってのは難しいんじゃないかなと思います。
『硝子の塔の殺人』知念実希人
書名 | 硝子の塔の殺人 |
作者 | 知念実希人 |
出版社 | 実業之日本社 |
発売日 | 2021年7月30日 |
ページ数 | 504ページ |
【あらすじ】
医師・一条遊馬はミステリー愛好家の大富豪・神津島太郎に硝子の塔へ招かれた。そこに集まったのは、刑事、小説家、霊能力者、料理人など。そこで起きる連続密室殺人。遊馬は自称「名探偵」の碧月夜とタッグを組み、事件を推理していくが…
か:本格的なミステリーといえば、『硝子の塔の殺人』です。いかにも事件が起きそうな硝子の塔で、巻き起こる連続密室殺人。幾重にも伏線が敷かれており、謎解きの楽しさを味わえます。
マ:作品中に多くの推理小説が紹介され、作家自身がミステリーオタクなんだろうなというのが伝わってきます。ミステリー愛に溢れた小説ですね。
ち:最近ドラマ化された「ミステリと言う勿れ」も、これまでの推理小説を踏まえて独自の世界観を打ち出した作品でした。両作品とも従来のミステリーの枠組みをよく捉えた上で、描かれている意欲作だと思います。
の:作品中の登場人物が読者に向けて謎が解けるか挑戦状を叩きつけてくる場面がありますが、僕は全く謎が解けませんでした。分かる人っているのかな。
と:仕掛け自体は複雑で難しいですよね。私は最後の終わり方がどうしても納得できないですね。(ネタバレになるので、編集部で割愛)もっと違ったラストがよかったんじゃないかと思います。
か:そこも僕も共感します。もしかしたらこのシリーズでの続編を考えているのかもしれませんね。
『黒牢城』米澤穂信
書名 | 黒牢城 |
作者 | 米澤穂信 |
出版社 | KADOKAWA |
発売日 | 2021年6月2日 |
ページ数 | 448ページ |
【あらすじ】
織田信長に謀反し有岡城に篭城していた荒木村重は、黒田官兵衛を地下牢に監禁した。村重は城内で不可解な事件が起きる度に、地下牢の官兵衛に知恵を借りる。事件の裏に潜む黒幕とは誰か?そして解決の助言をする官兵衛の真の狙いとは…?
か:「黒牢城」は第166回直木賞を受賞し、既に大変な注目を集めている小説です。歴史小説と推理小説を掛け合わせた内容で、米澤穂信さんならではの痛快ミステリーになっています。
ち:黒田官兵衛が安楽椅子探偵のような存在になるのですが、出演シーンは少ないものの強い存在感があります。
マ:日本の歴史を調べるときに黒田官兵衛のことは大河ドラマで知りました。荒木村重はそこまで有名じゃない人物だと思いますが、その分良いところをついているなと思いましたね。
の:歴史小説独特の文体に僕は最初苦労したのですが、マイケルさんは読みにくくなかったですか?
マ:たしかに苦労しましたが、途中から慣れてきましたし、新しい日本語をたくさん知れてよかったです。
と:研究熱心でいいですね。私はラストシーンがとても好きでした。それまでは黒田官兵衛のクレバーな点が描かれますが、最後の最後に人間らしい一面があって。
か:黒幕の動機や官兵衛の真の狙いなど、どれもよく考えられていて各賞を受賞しているのも頷けますね。
『残月記』小田雅久仁
書名 | 残月記 |
作者 | 小田雅久仁 |
出版社 | 双葉社 |
発売日 | 2021年11月18日 |
ページ数 | 384ページ |
【あらすじ】
「月昂」という感染症で社会から隔離された男は、独裁政治家の主宰するトーナメントに出場し生き延びようとする。そこで出会った女性と辿る、彼の運命とは…(「残月記」)他、「月」をモチーフにした3編のダークファンタジー小説を収録。
か:今回ノミネートされた10作品の内、唯一のファンタジー小説です。ただ、純文学のような文章であり、歴史小説、恋愛小説としての要素が強く、ファンタジー系が苦手な方でも受け入れやすい作品になっています。
ち:今回私が推したいと思った小説はこれです。特に表題作の「月昂」が力作。独裁政治に翻弄されながらも、強く生き抜こうとする男性の核にたしかな「愛」があって。後半からラストにかけての展開に引き込まれました。
の:読者の想像が広がりやすい小説ですね。「そして月がふりかえる」を読んで、自分がもし異世界で過ごしていたら…といろいろ想像が膨らみました。
と:物語が始まりそうなところで敢えて終わらせているような構成ですね。私は「月景石」の夢か現実か分からない感じも好きでした。
マ:海外でも好まれそうな小説。映画「ドライブ・マイ・カー」が海外でも評価されたように、こういった小説も世界で認められるようになるといいなと思う。
ち:キャリアのわりに発表している小説が少ないんですよね。もっと彼の本を読みたいと思いましたし、「今後たくさん書いてくれよ」という激励の意味でも本屋大賞をあげてほしいです。
『スモールワールズ 』一穂ミチ
書名 | スモールワールズ |
作者 | 一穂ミチ |
出版社 | 講談社 |
発売日 | 2020年4月22日 (Kindle版) |
ページ数 | 260ページ (Kindle版) |
【あらすじ】
モデルの美和は夫との関係や仕事がうまくいかなくなってきた頃、家庭に恵まれない中学生男子と出会い…(「ネオンテトラ」)「魔王」と呼ばれた姉が家に戻ってきた、どうやら傷心中らしい…(「魔王の帰還」)など、6編の短編を収録した、著者の文芸デビュー作。
か:第165回直木賞にもノミネートされ、下馬評の高い小説です。作者の一穂ミチはもともとBL小説を多く発表されていて、今回で文芸デビュー作となります。
と:文芸デビュー作と言えないほど、完成度が高いですね。どの短編も趣向が違っていて、潜在能力の高さがうかがえます。
マ:各短編同士が薄く繋がっていて、そのつながりを発見するのも楽しいです。
ち:イヤミス的な要素もありますね。特に冒頭の「ネオンテトラ」は後味が悪いです。
の:ただ感動もあり、妙な気持ちにさせられます。特に「愛が適量」には感動して、泣いてしまいました。
か:私も小さい娘がいるので、「愛が適量」には涙してしまいました。元BL作家で本屋大賞をとった方といえば、凪良ゆうさんがいますね。「スモールワールズ 」も大賞が期待される小説だと思います。
『正欲』朝井リョウ
書名 | 正欲 |
作者 | 朝井リョウ |
出版社 | 新潮社 |
発売日 | 2021年3月26日 |
ページ数 | 386ページ |
【あらすじ】
息子が不登校で悩む、正義感の強い検事。ある秘密を抱える寝具店の店員。多様性を重視するダイバーシティフェスを企画する学祭実行委員の女子大生。三つの物語が動き出し、やがてある事件が起きる。多様性を重視する世の中に大きな疑問を投げかける問題作。
か:朝井リョウさんの作家生活10周年を記念して出版された「正欲」。多様性とは何か?を問う問題作として話題になりました。
マ:就活のあり方に疑問を投げかけた直木賞受賞作「何者」など、朝井リョウさんの着眼点にはいつもハッとさせられます。
と:ゾッとするような小説でした。自分なりの正しさを根底から揺るがすようなエネルギーを感じました。
ち:名作なのは間違いないですが、本屋大賞にするには話の内容がやや難しいというか、一般受けされ難い印象がありますね。
の:あらすじを紹介しにくい小説で、友達に勧める時にもどう説明していいか難しい作品だと思います。
か:個人的には候補作10作の中でダントツに好きな小説ですが、たしかに本屋大賞をとるかというとうーんって感じですね。
『同志少女よ、敵を撃て』逢坂冬馬
書名 | 同志少女よ、敵を撃て |
作者 | 逢坂冬馬 |
出版社 | 早川書房 |
発売日 | 2021年11月17日 |
ページ数 | 493ページ |
【あらすじ】
故郷の村を襲われて母親を失った少女・セラフィマは、母を殺した狙撃手・イェーガーと遺体を燃やした女性兵士・イリーナに復讐するため、女性狙撃手となった。狙撃訓練学校での実務教育を経て、やがて戦場へと出た時、セラフィマは真の敵と出会う…。
か:ある意味でこちらが一番の問題作です。ロシアのウクライナ侵攻と本屋大賞の二次投票の時期が重なっていて、多少なりとも影響しそうな気がします。
の:旧ソ連の女性狙撃手の話ですからね。タイムリーな小説です。
マ:作品の内容だけなら僕は候補作の中で1、2を争うくらい好きな小説でした。女性狙撃手が成長していく姿と、物語の意外な展開に感心しました。
と:遺体を燃やしたイリーナは自分の命を助け、そして狙撃手として教育をしてくれる存在でもあります。セラフィマとイリーナの関係はただのバディものと違って、一定の緊張感がありました。
ち:学校で訓練を共にした他の狙撃手たちもキャラが立っていて、皆好きになりました。
と:戦争ものですが、自立した女性像が描かれていて、そういう点がもっと評価されると良いなと思います。
『星を掬う』町田そのこ
書名 | 星を掬う |
作者 | 町田そのこ |
出版社 | 中央公論新社 |
発売日 | 2021年10月25日 (Kindle版) |
ページ数 | 327ページ (Kindle版) |
【あらすじ】
千鶴は金を無心してくる夫から逃げるために、生き別れになった母が住む「さざめきハイツ」に辿り着く。母は若年性認知症を発症しており、同じように家族の問題に悩む三人と共同生活をしていた。やがて四人の女性に訪れた変化とは…。
か:「52ヘルツのクジラたち」で昨年の本屋大賞を受賞された町田その子さんが、2年連続で候補入りです。町田さんは虐げられてきた人物の描写がうまいですし、きちんと一人一人を救おうとその人の目線で物語を紡ぎ出していますね。
と:若年性認知症しかり、出てくる登場人物の悩みは特に女性にとって共感しやすいものばかり。生き方に悩んでいる人にとって一つの希望になれる物語ですね。
ち:主人公は母に捨てられているという恨みがある。しかし若年性認知症を患った母に対し、見捨てられないという気持ちも同時にある。そんな中での第三者を交えての共同生活。こういった人間関係の構築や場面設定がまず素晴らしいと思いますね。
の:町田さんの作品は映像化したときを思い浮かべやすい気がします。今作の主人公は、有村架純さんがぴったりなんじゃないかと思いながら読み進めました。
か:NHKあたりでドラマ化されそうですね。ただ2年連続受賞となると、少し厳しいのではないかと感じます。
マ:そうですね。今回は他の候補作のレベルも高いので、難しいのではないでしょうか。
『夜が明ける』西加奈子
書名 | 夜が明ける |
作者 | 西加奈子 |
出版社 | 新潮社 |
発売日 | 2021年10月20日 |
ページ数 | 416ページ |
【あらすじ】
貧乏な青春時代を送る男・アキと俺は学生時代に出会った。アキはやがて劇団員になり、不遇な時代を乗り越えていく。そんなアキと青春時代を共にした俺は、制作会社で過重労働を強いられる。とことん傷つけられた俺たちは救いを求めて生きていく…。
か:「夜が明ける」の作者・西加奈子さんは本屋大賞の常連ですね。今作は5年ぶりの長編小説で、著者渾身の力作となっています。
の:表紙の絵からして強い生命力を感じさせますね。重苦しくて途中で読むのが辛くなりましたが、最後は希望ある終わり方で読んで良かったと思えました。
と:しかしこれは現代的かと言われるとどうなのかなと思いました。働き方改革など言われて、今ってこんなにいかにもブラックな企業ってあるんでしょうか?貧困、暴力、虐待など苦しみのオンパレードですが、ここまで重なることって珍しいんじゃないでしょうか。
ち:私はまだ学生なので実感がわきにくいですね。たしかに現実的かと言われると「?」ですが、苦しみを背負いながら生きる人間の強さは伝わってきました。
マ:僕はアキの劇団員としての話にオリジナリティーがあって好きでしたね。作中に出てきた物真似バーが実際にあるとしたら、一回行ってみたいです。
と:西加奈子さんって本屋大賞の常連で、これまで大賞もとったことがあると記憶してましたが、実は「サラバ!」の2位が最高なんですね。「サラバ!」と比較しちゃうと、そちらの方が好きだったので、今作で1位というのは想像しづらいかなぁと思います。
『六人の嘘つきな大学生』浅倉秋成
書名 | 六人の嘘つきな大学生 |
作者 | 浅倉秋成 |
出版社 | KADOKAWA |
発売日 | 2021年3月2日 |
ページ数 | 304ページ |
【あらすじ】
企業面接の最終選考に進んだ大学生6人。合格者を決めるグループディスカッションの最中に、ある封筒が発見される。封筒の中身は「◯◯は人殺し」と書かれた告発文と、6人の秘密が晒された写真だった…。
か:就活がテーマのミステリーです。「ブランチBOOK大賞2021」大賞を受賞しており、話題になっています。
ち:私はちょうど就活生の立場なのですが、読んでいたら恐ろしい気分になりました。
の:就活生が読んだらまずい!笑。人間不信になっちゃいそうな小説ですね。
マ:可哀想に…。グループディスカッションだけに終わらず、後半の展開に唸りましたね。そうきたかと。今回の候補作の中で、最も先の予測ができない小説だったと思います。
と:私も後半の話の方が好きでしたね。謎の部分に光が当たっていく様が良かったです。
か:朝井リョウさんの「何者」と近い世界観ですね。企業面接という独特の状況を潜り抜けてきた方々には共感しやすい部分が多いのではないでしょうか。
2022年の本屋大賞受賞作を大予想!
か:以上で候補作を一通り振り返ってきました。皆さんの大賞予想はいかがでしょうか?
ち:私は「残月記」ですね。今回候補になった作家の中では、比較的世間的な知名度が低い方だと思うので、大賞を受賞してさらに多くの人に知ってもらえたらと思います。
の:僕は「スモールワールズ」かなと思います。候補作中、唯一泣いてしまった小説なので。
マ:個人的には「同志少女よ、敵を撃て」ですが、時期が時期だけにどうか。予想は「残月記」で。
と:「赤と青とエスキース」と迷いましたが、「スモールワールズ」ですね。
か:昨年は全員が違う作品を大賞に予想しましたが、今年はそこまで割れませんでしたね。「残月記」か「スモールワールズ 」か。私は「スモールワールズ」だと予想します。
今回もさらに話し合い、順位予想をしてみました。
【順位予想】
1位:『スモールワールズ』一穂ミチ
2位:『残月記』小田雅久仁
3位:『赤と青とエスキース』青山美智子
4位:『同志少女よ、敵を撃て』逢坂冬馬
5位:『六人の嘘つきな大学生』浅倉秋成
6位:『夜が明ける』西加奈子
7位: 『黒牢城』米澤穂信
8位: 『正欲』朝井リョウ
9位: 『硝子の塔の殺人』知念実希人
10位: 『星を掬う』町田そのこ
まとめ:2022年本屋大賞予想は一穂ミチさんの『スモールワールズ』
いかがでしたか?5人の予想では『スモールワールズ』と『残月記』に人気が集まりました。このどちらかが大賞を受賞するのか、それとも別の作品になるのか?
本屋大賞の発表は4月6日。予想は当たるのでしょうか?また大賞発表後に記事を更新予定です。
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